価値観が明確になって、自分自身にエネルギーを向けられるようになった
自分よりも会社を優先した結果、本当にやりたいことが見えなくなっていた
まず最初にこれまでの経歴を教えていただけますか?
新卒でIT系の会社に入り1年半ほどSEをやってから、25歳の時に友人と教育関連の会社を起業しました。
その会社を11年ほどで東証一部上場まで成長させて、一部上場のタイミングで辞めたんです。
それから自分の会社を設立して、現在3年目となります。
ケンケンさんが受講を決めていただいた時「すごい経歴の方に来ていただいたな」って、正直驚きました(笑)。
そんなすごい経歴のケンケンさんですが、どういう悩みがあって自己理解プログラムを受講されたんですか?
起業などで大きな責任を背負って、「自分が何をやりたいか」よりも「会社として何が必要か」を優先してきました。
それで、自分がその会社でやりきった後に「個人として何をやりたいか」がなかなか見つけにくかったんですよね。
興味のあることをやってみても昔ほど燃えないし、ピンとこないなってずっとモヤモヤとした悩みがあったんです。
そのモヤモヤは会社を上場させた後、独立してから感じ始めたんですか?
そうですね。会社を辞めて自分の興味あることを事業にすることはできたんです。
でも一定の成果が出ても自分の中で燃えきらないというか、楽しめない感覚があってずっとモヤモヤしてた感じですね。
情熱を向ける先が分からなくてモヤモヤしていた
コンサルの中で「火山の噴火口が見当たらない」みたいな表現をされていましたよね。
情熱みたいなマグマがあるのは感じていたんですが、どこに向けてそれを出していけばいいのか分からない状態でした。
グツグツしたマグマをどこに出したらいいか分からない状態の中で、何か問題が生まれていたんですか?
迷っている時ってやっぱりエネルギーが出にくくて、仕事のモチベーションがあまり湧かなくなっていましたね。
その結果、仕事を受けるのも「ちょっと嫌だな」っていう気持ちになってたんです。
だからといって「じゃあ何やるの?」って聞かれても困るみたいな、中途半端な状態でした。
その時のケンケンは「お金のために仕事をする」という感覚はありましたか?
生活のために「何としても稼がなきゃ」って感じではないですが、全く稼がなくてもいいわけでもありませんでした。
お金のためだけに働く必要はないけど、「ボランティアだったとしてもやりたいか?」と聞かれると違うっていう感じですかね。
自分がどういう人間か漠然とは見えていたが、確信には至らなかった
その悩みを解決されるために、プログラム参加前にされていたことは何かありますか?
自分が興味を持つものが外にあるんじゃないかと思って、外にあるものに目を向けてしまうことってありがちですよね。
ありますね。
でもやっぱりそこで答えは見つからなかったんです。
それで「自分の内側にしか答えはない」と思って、自己理解に近い形で自分を知るためのワークをやってみました。
ほかにもセミナーを受けたりっていうことを2〜3年続けていたんです。
かなり模索されてたんですね。
その時点ではまだ実を結んでいない感じだったんですか?
自分の持ってる強み・才能・資質を明確にして仕事しないとダメだなと思って、深掘りしたこともあったんです。
だけど、まだ自分の中で心から「これだな!」って思えるところまで行けてなかったという感じでしたね。
才能や強みを見つける時って、どういうことをされていたんですか?
ストレングスファインダーは以前からやっていました。
あとは指標が出るようなプログラムを受けたり、過去を振り返るモチベーショングラフ的なこともやりました。
何となく自分の得意や苦手、「こういう環境がいいんだろうな」みたいなことは漠然とは見えていた感じです。
プログラムの受講段階では、何となく「自分はこういう人間だよな」っていうことは漠然と見えていたんですね。
結果にコミットしていることに衝撃を受けて受講を決めた
そんな状況の中でこのプログラムを選んでいただいた理由を教えていただけますか?
八木さんの本を読んだ時にすごく分かりやすかったからです。
1つ1つは知っている内容に近いんですが、トータルであの形にまとまっていることに価値があると思ったんです。
そしてもう1つ、自己理解を目指す人たちに対する愛をすごく感じたんですよね(笑)。
おー!それはどういうことですか?
自己理解には振り返ることの心理的体力も必要ですし、陥りがちな罠もあって挫折することも多いと思うんですね。
でも八木さんの本にはそれに対するフォローやサポートがちゃんと盛り込まれていました。
この人は本当に1人1人がちゃんと自己理解というゴールを達成することを応援したいんだなって感じたんです。
本の細かいところを見抜いていただけたんですね。
それから、「自己理解を3か月で完全に終わらせることを目指す」っていうコミットをされていたこともあります。
プログラムは提供できるけど、それを達成できるかどうかは本人の努力次第っていう業界じゃないですか。
「心理の世界にライザップが持ち込まれたんだ!(笑)」っていうドキドキもあって、ぜひ受講したいと思ったんです。
ライザップはすごく参考にさせていただいているので(笑)、そこを感じていただけて嬉しいです。
点でしか理解できていなかったものが全て繋がって価値観になった
実際にプログラム受けてみて、どんな変化があったか教えていただけますか?
どういうことをやっていきたいのか、どういう方向に向いたいのかが明確になりました。
これは今まで単独で理解していたものをトータルで考えることで初めて見えてきたことなんだと思います。
そして何より一番大きかったのが、価値観が明確になったことです。
会社や誰かへの責任感ではなく、自分自身が燃えられるものが見つかるのって本当に大きなことだと感動しています。
3つの視点から全て見た時に繋がるような感覚があったと言っていただいたところが嬉しかったです。
話の中で「繋がった!」っていう瞬間があって、あれは快感でしたよね。
最初はパーツ単位なので見えないんですけど、やっていくと最後に点と点が繋がっていったのは本当に感動しましたね。
それは価値観が1本の軸として繋がったっていうイメージだったんですか?
八木さんからのアドバイスを考えることで、ワークの答えがいろんな所で実は繋がってたんだなって見えてきたんです。
分からないままに出した答えが後から価値観で紐づくのは、無意識にそこを大事に思っていたからなんですね。
未来に向けてのワクワク感を感じられるようになった
じゃあ今はマグマが向く噴火口の向きやエネルギーのやり場が見えるようになったということですか?
そうですね。見えてきました。
ある程度仕事の結果を出してくると、どうしてもその実績を頼りに仕事の依頼がきてしまうんですよね。
確かに仕事として上手くやることはできるけど、それが楽しいかどうか分からないっていう状態だったんです。
それが今回、自分の中で何をやると燃えられるのかというのが見えてきたので、すごくこの先ワクワクしています。
「ワクワクしてる」って聞けて嬉しいですね!
3か月前は悶々として、「自分の内側から湧き出るモチベーションなんてあるのか」って疑心暗鬼の状態でしたよね?
そうですね。
かれこれ2〜3年いろんなワークをやっても見つからなくて、期待するだけがっかりすることの繰り返しでした。
だから、正直「またダメでも何かヒントを少しでも得られたらいいな」ぐらいの気持ちで受講した部分もありました。
確かに心理的なことって期待値とズレがあったりすることも多いですよね。
挫折しそうになっても的確なフィードバックとケアで支えられた
そんな変化をもたらすきっかけになった、プログラムで良かった点を教えていただけますか?
まず結構いろんな角度で質問を出してもらえるので、自己理解という意味ではすごく網羅されてることですね。
あとは最後まで終えられるように、八木さん始めスタッフの方の個別コンサルでケアしていただける点も良かったです。
その中で自分だけでは気付けなかった他者からの視点も与えてもらえました。
これは心理系のワークではあまりないことなんじゃないかと思います。
トータルで見てバランスが良くて、「これをやればもう大丈夫」っていうパッケージになってるんじゃないでしょうか。
ケンケンさんは途中で心が折れかけたというか「もう見つからないかも」って感じていたそうですね。
そこからまた「やろう」って思えたポイントって何でしたか?
どんなに質問に答えても手応えがなくて、今の自分の状態も含めて「今じゃないのかな」って諦めかけてたんです。
でも八木さんの個別コンサルでのアドバイスやメッセージの言葉や紹介してもらった本なんかが突破口になりました。
確かにプログラムの中の言葉や僕のフィードバック、紹介させていただいた本が最後に全て繋がった感じでしたよね。
そうですね。あれのどれが欠けても多分ダメだったと思います。
他にも何か変化ってありましたか?
1番欲しかったものが手に入ったので私は大満足です(笑)。
めちゃくちゃ嬉しいです!
経験や成果がある人にこそおすすめしたいプログラム
ケンケンさんから見て、このプログラムってどんな方におすすめでしょうか?
20代とかでまだ自己理解が済んでない方には当然おすすめです。
でも30〜50代である程度社会経験を積んで成果を出せたとしてもモヤモヤしてる方も多いと思うんですよね。
その年齢で自己理解って「今さら」と思われるでしょうが、そうやって悶々としているならきっと必要なはずです。
成果を出すことに必死になって、スキルは身についたけどやりたいことが分からないっていう人は結構いそうですね。
一旦成果を出すと自分とまっすぐ向き合うのが難しくなるのかなっていうイメージが僕の中にはあるんです。
それを払拭できるだけのプログラムなのか気になっているんですが、ケンケンさんから客観的に見ていかがですか?
これまでの経験や肩書きをアンラーニングした状態で自己理解できるかが重要だと感じます
「そもそもこういうものだよね」っていう思考で受講すると多分違う方向に行っちゃうと思うんですよね。
ケンケンさんはどうやってアンラーニングしたんですか?
私の場合、上場した会社を辞めてから完全に自分が違う思考になっていることが分かっていたんです。
事前に全部手放すっていうことを意識していたので、このプログラムを受けられたタイミングは良かったなと思います。
ケンケンはもう「新たな自分を踏み出そう」っていう覚悟が決まっていたんですね。
そうですね。
すでに成果を出された方がその力を自分のやりたいことやビジョンの実現に向けていくことになるんですよね。
それはもっと楽にもっと大きな成果が出せるはずですから、ぜひそういう方にも受講していただきたいですね。
自分を好きになりながら成長できる事業に取り組みたい
最後に、ケンケンさんが今後どんなビジョンを実現されていくのか教えていただけますか?
プログラムの中で、自分を成長させるのと同時に人の成長を応援することにずっと興味があることが分かったんです。
単に成長させるだけではなく、自己肯定し、自分を好きになりながら成長していくことを応援したいんです。
安心して自分を好きになりながら、望む方向に成長していく人を応援する事業を今後やっていきたいなと思っています。
最後のコンサルでケンケンさんのビジョンを聞いた時、僕は目頭の奥がすごく熱くなってしまったんです。
内側から溢れ出した本当の願いや思いって、自然と他の人にも共鳴するようにできてるって思うんですよ。
そういう意味で、そのビジョンはケンケンさんの内側から出てきたものなので「最高だな!」って思ってます。
ありがとうございます!
ここからは、これまで培われたスキルなどを使ってそのビジョンを実現していかれる段階になりますよね。
今後もめちゃくちゃ応援してますから、頑張ってください!
はい、頑張ります!