中島義久

今の仕事をずっと続けていくのかな？と、漠然と悩んでいた

父が自転車店を経営していて、幼少期から憧れを抱いていました。

今思えば、職人的な働き方に対して「普通の人がやっている仕事ではない」というところに格好良さを感じていたのだと思います。

ところが、小学生の時に病気のために運動制限が必要に。

その時「自分は普通じゃないのかも？」という感覚を持ち、「普通」であることへの背伸び意識が湧き上がってきたのです。

いつも周りと比較して、勉強を頑張ったり、学級代表や応援団にチャレンジしていました。

「普通」に対する劣等感が自分を背伸びさせていたのだと思います。

できないやつだと思われたくないから、「すべてにおいて平均点をクリアしないとダメだ」という考えに執着し、頑張れば頑張るほど器用貧乏になっていきました。

実は、そういう器用さや自分をあきらめない姿勢は、本当にやりたいことが見つかれば自己実現を促す大きな武器になります。

しかし、自己理解プログラムに出会う前の自分はそんな視点に気づかず、転職の他にも自己啓発本によるインプットや日記を書くというアウトプットによって解決の糸口をつかもうともがいていたのです。

他人軸で生きていた自分を自覚し、自分を認められるようになった

転職先を決めずに会社を辞め、次の方向性を考えている時に自己理解プログラムに出会いました。

価値観・得意・好きで自分らしさを分解して整理するという自己理解メソッドのコンセプトはとても分かりやすく、「これをやれば自己分析は終わる」と思ったのです。

自己理解プログラムの中で大きな発見がありました。

それは、「自分が『得意だ』と思っていたことは、『得意になりたいこと』だった」ということです。

その結果、「自分が得意でないことは無理してやらなくてもよい」「自分の不得意なことに時間を使うのはもったいない」と思えるようになりました。

これまでは劣等感から他人軸で生きていたことが分かり、自分の才能を認められるようになったことで自分軸を取り戻すことができたのです。

かつての自分のように、「普通」という根拠のない基準から外れることを恐れて他人軸で頑張ってしまう人を、自分のために頑張れるようにしたいという思いから自己理解コーチを目指すようになりました。

あなたの理想を整理して「あとはやるだけ」の状態にします！

自分を客観的に理解するためには、ふとした言葉の中にある本質を見抜き、これまで気づけなかった部分に目を向けさせるコーチの存在が不可欠です。

クライアントの思考の整理を促し、否定や評価をせずにフラットな気持ちで傾聴する。

その上で新たな気づきへ導くフィードバックを提供する。

それが自己理解コーチの役割だと常に心がけています。

「中島さんと話すと頭が整理される」というクライアントの言葉は、そんな自分の思いに対する評価だと感じています。

できない理由ではなく、できる理由を一緒に考えます

年齢を重ねるにつれて、「自分のやりたいことって何だろう」と考えることに恥ずかしさを感じていませんか？

「そんなことに悩まずに、目の前のことをまず真剣にやれよ」と自分に言い聞かせていませんか？

本当にやりたいことを考えるのはいつからだって遅くはありません。

自分の活かし方を知っている人が一番かっこいいと私は思います。

自分が心から望むことだからこそ、「できない理由」ではなく、「できる理由」を一緒に考えていきましょう。

「あなたが明日死ぬとしたら、今日は何をしたいですか？」

その答えが見つけられたら、あなたの毎日はもっと充実して意味あるものに変化していくはずです。