佐藤良美

「何がしたいかわからない」をごまかしてきたけど……

幼少期の私は好奇心旺盛なアラレちゃんみたいな子でした。
見るものすべてが面白くて、世界がキラキラして見えたのを覚えています。そして、自分の好きなことや、やりたいことが明確な子でもありました。

でもそれゆえ「言うことを聞かない子」と怒られたり呆れられてばかり。
　
徐々に「ありのままの自分では受け入れてもらえない」という危機感から、「他人に評価されること」を基準に物事を判断するように。

良い成績だと評価してもらえるので、「このままいい学校や会社に進めば何とかなる」と思っていました。

しかし、同時に自分の個性を抑えることで「生きづらい、つまらない、何がしたいかわからない」という感覚が強くなり、「人生長生きはしたくないな」とも感じていました。

就職活動では、みんなに「良かったね」と言ってもらえる企業に就職できて一安心。

しかし、いざ入社してみると、得意ではない、興味がわかない、なぜこれをやる必要があるのかわからない……などと違和感だらけに。

やりがいがないわけではない。どんな仕事にも忍耐が必要なのだからもっと頑張らなくちゃ……。

そう、自分を叱咤してごまかしていました。

部署異動で楽しく働くことができていた時期もありました。

でも、また次の異動先ではモチベーションが上がらず、ついに転職を決意。自己分析をして慎重に選んだつもりが、入社してから合わないことに気づき、その後も同じように転職を繰り返すこととなったのです。

人生の転機。そして、「自己理解」に出会い、受けた衝撃

そんな私が人生を変える最初のきっかけをくれたのは「子供たち」です。

長生きはしないほうが良いと思っていた私が、妊娠や出産、子育てを経験するなかで次第に「人生はそんなに悪くない」と思えるようになりました。そして、「この子たちにはありのままの自分で楽しい人生を送ってほしい」という願いもわいてきました。

しかし、それと同時に「やりたいことも見つからずにくすぶっている私が、人生は楽しむものだと伝えても全く説得力がないよね」という心の声にも気づいたのです。

そのときはすでに30代後半に入っていましたが、私は「本当の自分と向き合い、やりたいことをやって楽しむ人生にする」と決意しました。

「自己理解メソッド」との出会いは、「誰かの人生を良い方向に進めるような関わり方をしたい」という「やりたいことの輪郭」がぼんやりと見えてはきたものの、確信が持てずにいた時です。

書籍を読んでみると、今までの仕事探しが根本から間違っていたことを突き付けられ、ビンタを受けたかのような衝撃を受けました。

そこで、不安もありましたが、自分を信じてプログラムを受講。論理的かつ納得感をもって自己理解を進めた先で、ついに本当にやりたいことが明確になった時の感動は忘れられません。

そして、「自己理解という分野」が私が仕事として関わりたいことなのではないかという予想が確信に変わり、私は自己理解コーチとしての道を歩み始めました。

大船に乗ったつもりで本心をぶつけに来てください！

十人十色の自己理解コーチのなかでも、私が自信をもってお届けできる「私自身の強み」を２つご紹介します！

①肝が据わっている

もし、あなたが「本当にやりたいことがみつかるのかな？」と不安に感じていても大丈夫。私は、人が困ったり不安を感じたりしている状況に強いため、あなたの人生のピンチに、頼れるコーチとして存在します。

その背景にあるのは、私が大切にしている価値観でもある「可能性」という言葉です。

私は「どんな人にも必ず可能性がある」「そこからどうするか、そして、どう考えるか次第で必ず良い方向に向かうことができる」と信じています。

ですから、人がくじけそうになっても諦めませんし、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」のごとく「こっちに行こう！」と可能性を見いだす方向に旗を振ります。

笑顔で声をかけながら進めますので、大船に乗ったつもりでぜひ本心をぶつけに来てください！

②あなたに興味がある×個性や才能を見つける

私は「人の個性や才能」が大好きです！

あなたのなかにどんな優れた点が隠れているのかに強い興味があるので、話を聴くのが本当に楽しいですし、気づきや問いも生まれます。

会話の中で「いい！」と思ったことをどんどんお伝えしていくのが得意ですので、ぜひ、謙遜せずに受け取ってください。

これまでもクライアントの方から「『自分ってけっこういいじゃん！』と前向きになれた」「質のいい問いやフィードバックで気づきが得られて本当に楽しい！」といったありがたいお言葉をいただいております。

今、あなたにお伝えしたいこと。それは……。

いまこれを読んでくださっているあなたは、ありのままの自分に出会い、楽しい人生を送ることができていますか？

「生きづらい」「つまらない」「何をしたいのかわからない」と、人生の迷子のように感じたり、自分をごまかしたり、諦めそうになったりしてはいないでしょうか？

私は自己理解に触れてから、良い意味で「人生の終わり」を意識するようになりました。人生の終わりがいつになるかは誰にもわかりません。もしかしたら、その日は明日かもしれません。

自分の人生にどんな意味を持たせるかを決められるのはあなただけです。

だとしたら「人生は楽しむためにあるもの」にしたいでしょうし、「楽しまなきゃ損」ですよね。

私は、「人生を変える決断を先延ばしにすると、突然の終わりが来た時に後悔することになる。でも、それだけはイヤだな……」と思ったので動きました。

もし、あなたが、これまでさまざまなことを考え、動けずにいたとしても大丈夫。「自分も楽しい、そして、周りも楽しい」を成立させる方法はきっとあります。

まずは第一歩、本当の自分を知ることから始めてみませんか？