「なりたい自分になる」のは絶対ダメな理由
こんにちは八木仁平です!僕は、100日間でやりたいこと探しを終わらせるコーチングサービス「自己理解プログラム」の代表として活動しています。
この記事では、
という書籍の著者である僕が、「なりたい自分になるのは絶対ダメな理由」というテーマで解説していきます。
多くの人は、「なりたい自分を追い求めることが正しい」と思っています。
しかし実は、それが原因で自信を失ったり、成果が出なかったりしていることが多いです。
世間では「なりたい自分を目指すのは素晴らしいことだ」とされていますが、これは大きな誤解です。
この記事では、
- なりたい自分を目指すことがなぜ逆効果なのか
- その代わりに何を目指すべきなのか
について解説します。
世間の常識からすると「かなり非常識」な内容なので、反論したくなる人もいるでしょう。
しかし、常識に従っているからこそ、人生は変わらないのです。
非常識な真実を理解したとき、目からウロコが落ち、見える世界が一変し、人生が変わり始めます。
例えば、「もっとこうなりたい」「こういう自分でありたい」と思うことは誰にでもあるでしょう。
- ポジティブな自分になりたい
- 継続できる自分になりたい
- 他人に左右されない自分になりたい
僕自身もかつて、社交的な自分を目指して努力していた時期があります。
しかし、「なりたい自分を目指すこと」は実際には逆効果で、すべての問題の根源なのです。
この記事を読めば、「なりたい自分」にとらわれず、「ありのままの自分」に自信を持って前に進む方法がわかるでしょう。
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では本題に入りましょう。
理由⑴:なりたい自分を目指すのは自己否定によるものだから
なぜ僕が「なりたい自分になるのは絶対ダメ」だと考えているのか、その理由は2つあります。
1つ目の理由は、「なりたい自分=自己否定」だからです。
「どういうこと?」と思われるかもしれません。
- あの人みたいになりたい
- こんな自分になりたい
という「なりたい自分」は、言い換えれば「憧れ」です。
一般的には「なりたい自分」や「憧れ」は良いものだと考えられています。
しかしそれは「今の自分はダメだから、憧れの人のようになりたい」という自己否定の気持ちからきています。
今の自分を受け入れられていないからこそ、「なりたい自分」を目指してしまうんです。
具体例を挙げます。
誰しも自分の中で「こうなりたい」と思う部分があると思います。
ですが、多くの場合、「なりたい存在」は、自分にないものを持っている他の人です。
このように、本当の自分を受け入れずに「なりたい自分」を目指している限り、どれだけ努力しても、自分を好きになることはできません。
理由⑵:「なりたい自分」を手放せば、才能が見つかるから
なぜ僕が「なりたい自分になるのは絶対ダメ」と考えているのか、その2つ目の理由をお話しします。
2つ目の理由は、「なりたい自分」を手放せば、才能が見つかるからです。
僕がそう考えるようになったきっかけについて、少し過去の話をさせてください。
実は、僕もずっと他人に憧れていました。
僕の場合、それは兄に対してでした。
「兄みたいになりたい」…そんな自分は上手くいかなかった
僕は高知県で生まれ、2つ上の兄がいます。
実は、親から愛されている実感がなく、家の中で居場所を感じられませんでした。
いつも「お兄ちゃんばかり愛されている」と思っていたんです。
そこで子供ながらに、「どうすれば自分も愛されるんだろう?」と考え、「兄みたいになれば愛される」と信じて、兄の真似をし続けました。
小学校の頃の僕のモチベーションは「兄みたいになりたい」でした。
兄は誰とでも仲良くなれる人気者で、クラスでは委員長、運動会では応援団長を務めていました。
僕も兄を真似して、クラスで委員長をやり、運動会では応援団長を務めました。
しかし、自分が本当にやりたくてやっているわけではありませんでした。
そして兄は地元の私立中学に進学し、僕も「兄みたいになりたい」という気持ちだけで同じ中学に入りました。
兄は中学でバドミントン部に入り、僕も他の選択肢を考えずにバドミントン部に入りました。
兄はキャプテンになり、僕も同じようにキャプテンを務めました。
しかし、兄の真似をしてもなぜか上手くいかないのです。
兄を真似しても、僕はなかなか友達ができませんでした。
むしろ、「学校の休み時間には、友達と遊ぶより一人で読書をしたい」と思っていたくらいです。
僕は本を読むのが好きでした。
しかし、兄のように社交的な人こそ素晴らしいと思っていたので、「友達と話すより本を読んでいたい」という自分の気持ちを否定していました。
休み時間に本を読んでいる友達を見て、「自分もあんな風に自然に振る舞えたらいいのに」と羨ましく感じていました。
そして、「どうして兄のように友達ができないんだろう」と自己否定を繰り返していました。
その後、大学に入ってから、「もっと人と話せば人見知りが直るかもしれない」と考えました。
そして、勇気を出してヒッチハイクに挑戦しました。
春休みを使って西日本を一周しました。
毎日ネットカフェに泊まり、ホワイトボードに行き先を書いて道路に立ち続けました。
3週間ほどヒッチハイクを続け、初対面の人の車に乗せてもらいながらコミュニケーションを取る経験を積みました。
気がつけば、ヒッチハイクの回数は100回を超えていました。
それでも自分の人見知りは変わりませんでした。
相変わらず、初対面の人と話すのは緊張するし、仲良くなるには時間がかかりました。
道で知り合いに会うと、避けるように遠回りして逃げることもありました。
エレベーターで他人と一緒になるのも嫌で、「閉じる」ボタンを連打していました。
そんな自分を振り返ったとき、「ここまでやっても変わらないなら、もう無理だ」と思いました。
このとき「兄のようになりたいという思い」を、やっと手放すことができました。
「兄になりたい」を手放すと、上手くいくようになった
その時から、僕は考え方を180度変えました。
それまでは苦手なことを克服しようとしていました。
それを諦めて、自分に無理なくできることをやろうと考えたのです。
僕の人生の大きな転機になりました。
実は、ヒッチハイクをしていた時に「ヒッチハイクでうまく乗せてもらう方法」を体系化したブログを書いていました。
ヒッチハイクの具体的な方法がインターネット上にあまりなかったので、「このブログを書けば、誰かに役立つかもしれない」と思ったのがきっかけです。
ブログを書くことは僕にとって、無理なくできることでした。
そのブログは、「ヒッチハイク」でGoogle検索をした時に2番目に表示されるようになり、ブログを書く時間を増やしていきました。
その後、ヒッチハイク以外にも自分が知っていることをブログにまとめていきました。
本格的にブログを始めてから1週間後には、「高田馬場のあっさりラーメン5選」という記事がニュースアプリのグノシーやスマートニュースに取り上げられ、閲覧者が1万人を超えました。
アクセス数が右肩上がりに伸びていくのを見て、ドキドキしたのを今でも覚えています。
こうして手応えを感じた僕は、毎日のようにブログを書き続けました。
授業中・昼休み・授業後も、大学の図書館にこもって、ひたすらブログを書いていました。
それが全く苦ではなく、僕にとって文章を書くことは「無理なくできること」だったのです。
友達から「なんでブログなんか書いてるの?」とからかわれることもありました。
しかし、僕は夢中になっていたのであまり気になりませんでした。
ブログのアクセス数は日に日に伸び、開始から1年半で月100万円の収入を得ることができました。
100万円ですよ、信じられますか?
ただの大学生が、1年半でこんな結果を出せたんです。
この時、僕はあることに気づきました。
それは「憧れが才能を殺し、諦めが才能を活かす」ということです。
どういうことか説明しますね。
これまでは、「なりたい自分」という憧れを目指して、苦手なことを克服しようとしていました。
しかし、その時は苦しいだけで、何の成果も得られませんでした。
苦手なことを必死にやっていたので、自分の本来持っている才能に目を向けることができませんでした。
その結果として、自分の才能を殺してしまっていたんです。
しかし、「なりたい自分」への憧れを諦めて手放し、
「頑張らずに無理なくできることをやろう」
と考え方を変えた時、僕の才能が一気に開花し、成果が出始めました。
これが「諦めが才能を活かす」ということです。
改めてお伝えします。憧れが才能を殺し、諦めが才能を活かします。
あなたが、自分の外側にある「なりたい自分」を目指している限り、本来持っている自分の才能に目を向けることはできません。
つまり、憧れそのものがあなたの才能を殺してしまっているんです。
「なりたい自分」への執着を手放した時、本当の人生が始まります。
「なりたい自分」を諦めて、才能を活かそう
ここで皆さんに質問です。
魚に対して「空を飛べるようになれ。その小さなヒレを動かして頑張れ」とアドバイスする人がいたら、どう思いますか?
「いやいや、そのアドバイスはおかしいんじゃない?」と思いますよね。
これは皆さんの中にもある感覚だと思います。
でも、考えてみてください。
自分に対して同じことをしていませんか?
憧れの人や「なりたい自分」に近づくために、
- 自分の苦手なこと
- できないこと
を必死に克服しようとして、苦しんでいませんか?
自分が持っている才能を見つけて、それを活かすと決めた時、見える世界がガラッと変わります。
流れるプールを逆走するような状態。
めちゃくちゃ疲れるけれど、全然前に進まない人生。
流れるプールに浮き輪で浮かんでいるような状態。
才能が活かされて、自然に進んでいく人生。
後者が「なりたい自分」を手放して、才能を活かすことで得られる世界です。
だから僕は、今「なりたい自分になろう」と頑張っている人にも、その「なりたい自分」を諦めてもらいたいと考えています。
諦めるためのカギは「自分を知ること」
では、どうすれば「なりたい自分」や「憧れ」を諦めることができるのでしょうか?
答えはシンプルです。
「自分を知ること」これだけで実現できます。
その理由を説明するために、まずは「諦める」という言葉の意味を考えてみましょう。
「諦める」という言葉を辞書で調べると、「いろんな観察をまとめて真相をはっきりさせること」と載っています。
「諦める」と「明らか」は、語源が同じとされています。
「物事の真実の姿を明らかにすることで、やっと諦めることができる」というニュアンスが含まれています。
つまり、自分の本当の姿を知って明らかにすることで、ありのままを受け入れ、「憧れ」や「なりたい自分」を諦めることができるんです。
これは一切ネガティブなことではありません。
自分を活かすための人生がそこからスタートし、自分のことが好きになり、自信もつき、収入も増え、仕事での成果も出る。
諦めることで、あなたの才能を活かせる人生が始まります。
ここで皆さんにもう1つ質問です。
鳥が空を飛んでいるのを見て、「どうして自分はあんな風に飛べないんだろう」と思ったことはありますか?
おそらくないでしょう。
それは、自分が生身では空を飛べないと「諦めている」からです。
また、たとえば「ドラゴンクエスト」のようなゲームでは、自分のキャラクターの能力値が明らかになっていますよね。
攻撃力が低いキャラクターが、一生懸命に剣で戦おうとはしません。
自分が剣で攻撃しても敵を倒せないと「諦めている」からです。
諦めているからこそ、自分が元々持っている魔法の力を活かして、意味のある努力をすることができるんです。
ここまでの話で理解していただきたいのは、
「誰かになりたい」という憧れがあるのは、自分もそんな風に生きられるかもしれないという希望を持っているから
ということです。
過去の僕もそうでした。
「頑張れば、人見知りを克服できるかもしれない」と思って必死にもがいていました。
結果は、お話しした通りです。
しかし、もがいた先に素晴らしいことが待っていました。
「人見知りは全く治っていない」ということが明らかになり、「なりたい自分」を諦めることができたんです。
そうすることで、自分の才能を活かして生きようと決心できました。
ここまでの話を表にまとめると、次のようになります。
「憧れ」や「なりたい自分」は自己否定につながります。
ですが、「諦める」ことで、自分が最大限に活かせる自分を見つけ、肯定した上で努力することができるようになるのです。
今日一番覚えていただきたいのは、「憧れが才能を殺し、諦めが才能を活かす」ということです。
「諦める」ことができた瞬間、清々しい気持ちになり、本当の自分の才能に目を向けて、人生を生きはじめることができるようになります。
まとめ
この記事では、「なりたい自分を目指すことが、実は逆効果だ」というお話をしてきました。
多くの人が、理想の自分を追い求めていますが、それは結局、自分を否定し続けることにつながってしまいます。
本当に大切なのは、他人に憧れるのではなく、今の自分が持っている才能に気づき、それを最大限に活かすことです。
自分の「才能(得意なこと)」を基に生き方を選ぶことで、自分らしく、そして充実した人生を歩むことができるんです。
下記の記事では「得意なこと、才能がないを一撃で解消する30の質問」を紹介しています。
この質問に答えることで、自分の才能や強みを明確にすることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
また、「才能(得意なこと)」だけではなく、自分の「価値観」や「好きなこと」も自己理解に欠かせない要素です。
自分の「価値観」や「好きなこと」をしっかりと見つけて、自分を知ることが、人生を変える大きな一歩につながります。
それぞれ30の質問を用意しているので、ぜひこちらの質問にも答えてみてください。