あなたの「価値観」が見つかる30の質問
こんにちは八木仁平です!僕は、100日間でやりたいこと探しを終わらせるコーチングサービス「自己理解プログラム」の代表として活動しています。
この記事では、
の本の著者である僕が、自分の価値観を見つけるための、30の質問をご紹介します。
- 自分がどう生きたいのかはっきりしていない…
- 自分らしい生き方って何だろう…
- 何のために生きてるのかがわからない…
実は、これらは、自分の価値観が曖昧な時に出てくる悩みです。
僕も過去、何のために生きるのかを見失ってしまって、お金を稼ぐことしか考えられなくなっていた時期がありました。
お金を稼げば幸せだと思い込んでたんですね。
しかしお金のために働くのは限界がありました。
月100万円という目標を達成できてからは、お金のためではモチベーションが湧かなくなり、かといって自分がどう生きたいかもはっきりせず…
考えすぎて、うつ状態になってしまいました。
皆さんも、自分が何のために生きているのか、何のために働いているのかが分からず、モチベーションが湧かなくった経験があるのではないでしょうか。
僕も、自分の価値観が明確じゃなかった頃は、自己啓発本や、有名人・インフルエンサーの言葉に左右され続けていました。
もし自分の価値観が曖昧なままだとしたら、今も僕は人生に迷い続けていると思います。
ですが実は、自分の価値観を明確にするのは、そんなに難しいことではありません。
そもそも自分の中に眠っているものなので、どこか別の場所を探す必要はないからです。
この記事では、価値観を見つけるために、必要なことを全てお伝えします。
あなたのお悩みを、プロの自己理解コーチに無料で相談できます。
仕事に関する悩みは、一人で解決するのがとても難しいものです。
- 一人で悩んでいる
- 相談できる人がいない
- 頭がゴチャゴチャで、整理できない
という方は、お気軽に相談してみてくださいね。
僕たちは自己理解のプロフェッショナルです。
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価値観を見つけるのに必読のポイントを、解説・図解・具体例付きで、わかりやすく解説しています。
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では本題にはいりましょう。
この記事は5つの内容で構成されています。
- 正しい価値観の意味とは
- 価値観探しを妨げる3つの間違い
- 価値観を見つける質問に答えるときのコツ
- 価値観を見つける30の質問
- 価値観を整理する方法
記事の中では、価値観の種類を一覧で紹介したり、質問に対する具体例もたくさん紹介しているので、読むだけでも必ず新たな発見があります。
この記事を見終わった時には、あなたはモチベーションに溢れている自分に驚くことになるでしょう。
【この記事は動画でも解説しています】
記事でも動画でも、あなたの価値観が明確になるように作っていますので、お好みの方でぜひ学んでみてください。
この記事では、30の質問に答える前に、理解しておきたい大事なポイントからお伝えしていきます。
では、次の項目から、本編に入ります。
早く質問に答えたいという方は、下記目次の「04|あなたの価値観を見つける30の質問」をクリックして、該当箇所までジャンプしてくださいね。
「価値観」とはなにか
価値観という言葉は一般的によく使われますが、正しい意味を分かって使っている人はほとんどいません。
僕がセミナーで質問しても、答えられる人は10%以下です。
つまり、ほとんどの人が勘違いしたまま、価値観という言葉を使っているということになります。
これから見つけ出すものの正体をクリアにするために、まずは、定義から理解しましょう。
価値観の定義は下記です。
価値観とは、”価値を認めて、大事にしたいと考えているもの”。
具体例を紹介します。下記の図の内容は、全て価値観です。
この中に、「自分も大事にしたいな」と思えるものがあったでしょうか。
具体例をみると、ぼんやりと価値観がどういうものかが、分かっていただけたかと思います。
より深く理解してもらうために、ここで皆さんに1つ質問があります。
あなたが行動できたりモチベーションが上がるのは、どんな時でしょうか。
例えば僕の場合は、新しい体験に対しては、ワクワクして、ものすごくモチベーションが湧いてきます。
なぜモチベーションが湧くか…そこに価値観が関係しています。
例えば僕の場合は、”好奇心”という価値観を大事にしています。なので、好奇心が満たせる新しい体験には、ものすごくモチベーションが湧いてきます。
ちなみに、初めてではない2回目のことになったりすると、一気にモチベーションが湧かなくなります。
他の人の例も紹介しましょう。
僕のチームメンバーに一人でコツコツ作業するのは嫌だけど、人と一緒にやるのならモチベーションが湧くという人がいます。
このメンバーは、”仲間”という価値観を大事にしています。だからこそ仲間と一緒にやるという状態であればモチベーションが湧くんですね。
このように、価値観が満たされる時、人間は内側からエネルギーが湧いてきます。
ここまでで、価値観がどういうものかが、ご理解いただけたかと思います。
そして価値観が明確になれば、「何のために生きるのか」という、人生の究極の問いにも、自分なりの答えを出せるようになります。
具体例を3パターン紹介しておきましょう。
例えば、図の一行目のように、”愛”という価値観を大事にしているのであれば、生きる理由は愛を感じるためとなります。
二行目のように”成長”という価値観を大事にしているのであれば、成長し続けるためという答えになります。
このように、「何のために生きるのか」という問いへの答えも、あなたの価値観で決まります。
価値観は、本当に色々なものがあって、ここでは紹介しきれません。
なので、下記の図のような、価値観100種類一覧リストを作成しています。
僕の公式LINEで無料配布していますので、見たい方はぜひゲットして、手元で見てださいね。
価値観を見つける3つのメリット
価値観は、明確になることで、ものすごく大きなメリットがあります。
これは、様々な研究でも何度も証明されていますので、ここではその一部として、3つのメリットを紹介します。
- 収入と貯金が増える
- 健康寿命が延びる
- 人の目を気にしなくなる
それぞれ、解説しておきます。
まずは、一つ目の「収入と貯金が増える」についてです。
コーネル大学が実施した、5000人のアメリカ人を10年間追跡調査した研究では、「自分の価値観に従って毎日を暮らす人ほど収入と貯金額が多い」ということが分かっています。
ちなみにこの調査の偏差値が1ポイント高いだけで、貯金額は244万円増えていたということが分かっています。
驚くべき違いですよね。
価値観と収入が関係している理由は下記の通りです。
まず価値観が明確な人は、日々のモチベーションが高いために当然収入が増えます。そして、自分の生き方が明確なので、無駄遣いも少なくなり、貯金が増える…という理由です。
価値観が明確になると、購買意欲を煽ってくるような広告に反応しなるんですね。
二つ目のメリットである「健康寿命が延びる」についてみてみましょう。
二つ目の研究として、ロチェスター大学が実施した調査をご紹介します。
この調査では、価値観を持って生きている人は、持っていない人よりも14年後の死亡率が15%低いという結果が出ています。
この研究では、価値観が明確な人ほど、人生を長いスパンで考えることができ、健康的な食事を実践できたことから、彼らの健康寿命が長かったということがわかっています。
三つ目のメリットである、「人の目を気にせず生きられる」はどうでしょうか。
価値観が明確である人ほど、人の目を気にせず生きられることが、いろいろな研究からわかっています。
人の目を気にせず、自分のことに集中できるようになるので、日々のパフォーマンスも上がります。
過去の僕もそうだったんですが、他人の目を気にしすぎて、自分がどうしたいのか分からない状況でした。
そんな人は多いのではないでしょうか。
僕も過去は、ずっと人の目を気にし続けてきたので、気持ちはとてもわかります。
そんな人も、価値観を明確にすることで、今日限りで人の目から解放されましょう。
価値観探しを妨げる3つの間違い
次は価値観に関連する3つの間違いを解いておきます。
- 「価値観」と「目標」を間違えている
- 「内発的な価値観」と「外発的な価値観」を間違えている
- 「何のためにやるか」よりも「何をやるか」を重要視している
多くの人が、この点を勘違いしたまま生きているせいで、価値観が見つからなかったり、自分がどう生きたいかを見失っています。
この間違いを解くだけで、自分の価値観がわかってしまう人もいるぐらい強烈な内容です。ぜひ下記の内容を理解してください。
では、それぞれ、一つずつ詳しく解説します。
間違い①「価値観」と「目標」を間違えている
価値観と目標の違いを明確に答えられる方は、ほとんどいません。
なんとなくわかっている人はいると思いますが、両者の違いを正しく説明できる人はほとんどいないでしょう。
しかし、この違いを理解していないと、価値観と目標がごっちゃになって、迷いを生んでしまいます。
そうならないために、まずは結論からお伝えします。
下記の図の通り、「価値観は方向、目標は距離」というのが両者の違いです。
価値観とは、コンパスのようなもので、自分が進む”方向”を決めるものです。
一方、目標とは”その道の途中にあるチェックポイント”のようなものです。
イメージしやすいように、具体例を紹介します。
例えば、下記の図では、「愛情に満ちた生活を送りたい」という価値観に対して、3つの目標があります。
このように、「愛情に満ちた生活を送りたい」という価値観は、人生の方向を示しているものであり、ずっと追いかけていける人生のコンパスになります。
そして、その方向に進む中で、「彼女を作る」「結婚する」「子供を授かる」などのチェックポイントがあります。これが目標です。
他の例もご紹介しておきましょう。
上図の1つ目は、価値観として「新しいことを学び続けたい」があり、目標として「大学に合格したい」があります。
2つ目は、価値観として「健康に生きたい」があり、目標として「5キロ痩せたい」というものがあります。
価値観と目標の関係性が分かってきましたよね。
この内容をしっかりと理解している人は、本当に少ないと思います。
そして、両者の関係性を理解することは、大きなメリットがあります。
価値観と目標を理解していると、「燃え尽き症候群を解消できる」というメリットがあります。
皆さんも「何か目標を達成した後に、何も頑張れなくなってしまった」という経験がないでしょうか。
では、なぜ燃え尽きてしまうのか。
結論として、燃え尽きてしまうのは、価値観からずれた目標を追ってしまっているからなんです。
価値観に沿っていなければ、目標を達成した後に、次の目標を見失ってしまうんです。
しかも、価値観からずれた目標達成をしても、一時的な達成感はあるけれど、深い満足感を得ることはできません。
せっかく頑張ったのに、そうなってしまうと悲劇ですよね。
僕の例で説明しましょう。
僕も過去に「毎月100万円稼ぐ」という目標を立てて、頑張っていた時期がありました。
無事にその目標は達成できましたが、その後に燃え尽きて全くモチベーションがわからなくなり、うつ状態になってしまいました。
周りの経営者の方に相談したところ、「八木君は目標が低いんだよ」「毎月1000万円稼ぐくらいのでかい目標を立てなきゃ」と言われました。
当時の僕は、これを真に受けて、「自分が月100万なんていう小さいところで満足してるからモチベーションが湧かなくなってるんだ」と思い、次は月1000万円稼ぐという目標を立ててみました。
しかし、結果的に、全くモチベーションが湧きませんでした。
それは今考えてみれば当然です、
僕が欲しいのはお金ではなく、お金の先にある別のものだったからです。
これはまさに、燃え尽き症候群になる人の典型的な思考パターンということが分かります。
そこから僕は、目標設定の方法をガラリと変えて、下記のようにしました。
まず価値観を決めて、その価値観を満たすために必要な目標を立てる。
例えば僕は、”夢中に生きられる人を増やしたい”という価値観を持っています。
なので、今は、自己理解プログラムを多くの人に受けてもらい、その先に夢中に生きてもらえる状態になってもらうことを目標に定めています。
もちろん、プログラムを受講してくださる方が増えると、連動して収入は増えます。
でもそれは、「どれだけ価値観に沿った方向に進んだか」を確認するための数字でしかありません。
今では、お金を稼ぐこと自体は、一切目標にしていません。
これが、正しい価値観に沿った目標の立て方です。
もし、今あなたが、ご自身で立てている目標に対してモチベーションが湧かないのであれば、それは価値観から目標がずれてしまっているということです。
逆に、自分の価値観に沿った目標であれば、モチベーションに悩むことはありません。
今あなたが、「どうすればモチベーションが上がるんだろう」と日々考えているとしたら、残念ながら、その時点で今進んでいる道は間違っています。
これを聞いて、今までの自分の行動を否定されたような衝撃を感じる人もいるかもしれません。
ですが、人生で一番若い、今ここで気づいていただけてよかったです。
そこで、皆さんにお願いです。
目先のモチベーションを上げる方法を学ぶのは、今後一切やめてください。
多少は効果があるかもしれませんが、本質は価値観に沿った目標を立てることです。
価値観を明確にして、モチベーションを上げる方法を考えなくてもいいくらいの目標を設定する。
これが本当の目標の立て方です。
間違い②「内発的な価値観」と「外発的な価値観」を間違えている
実は価値観の中にも、良いものと、悪いものがあります。
この違いを理解しておかないと、自分の価値観に従っているはずなのに、
- 幸せになれない
- モチベーションが湧かない
ということになるので注意してください。
結論として、下記の点を覚えておきましょう。
- ”内発的な価値観”を大事にするのは正しい
- ”外発的な価値観”を大事にするのは間違い
これだけでは分からないと思うので、わかりやすく説明します。
人の価値観は、大きく分けると、内発的なものと外発的なものの2種類があります。
上図にある通り、内発的な価値観とは、自分の内側から生まれる価値観です。
例えば、下記のようなものが内発的価値観です。
- 成長したい
- 余裕を持っていきたい
- 自由に生きたい
皆さんもこのような内発的な価値観を感じて行動したことがありますよね。
一方で、外発的な価値観とは、自分の外側から与えられる価値観です。
例えば、下記ようなものが外発的な価値観です。
- お金を稼ぎたい
- 尊敬されたい
- 高い地位に就きたい
- たくさんの人に愛されたい
これを聞いて、「うわ!自分いつも外発的な価値観だらけだわ!」と思った方もいるかもしれません。
ですが、当然、人間なら誰しもこのような外発的な価値観を持っています。
もちろん、僕もそうです。
外発的な価値観とどう向き合えばいいのかという点については、後ほど説明しますのでご安心ください。
では、まず先に、「なぜ外発的な価値観よりも、内発的な価値観を大事にした方がよいのか」を考えてみましょう。
理由は2つあります。
- 一生人生を迷い続ける
- 幸せになれない
上記が、外発的価値観より内発的な価値観を大事にするべき理由です。
それぞれについて補足しておきましょう。
まずは、一つ目の「一生人生を迷い続ける」についてです。
外発的な価値観を重視している人は、人生の選択基準を自分の外側に置いている状態です。
例えば、”お金を稼ぐ”という外発的な価値観を大事にしていた僕の知り合いは、新しい稼げそうなものが出るたびに飛びついていました。
仮想通貨が流行れば投資し、プログラミングが稼げると聞けば学び出し、YouTubeが流行れば始め…
このようにコロコロとやることを変えてしまっていました。
これでは、当然のように、成果も出ません。
生きる上での判断基準が、自分の外側にある状態です。
なぜ外発的な価値観を重視している人は、このようになってしまうのか。
それは自分の外側にあるものは、時代によってコロコロと変化するからです。
お金が稼げる仕事をしたいと思った場合、社会が変化すればお金が稼げる仕事も変化します。
尊敬される仕事がしたいと思った場合も同様です。
つまり、外発的な価値観を大事にすると、一生外側の変化に振り回され続けることになります。
これは、仕事以外でも同じ。
着る服を全て流行を基準に選んでいると、前に買った服はすぐ古く感じられてしまって、毎シーズン新しい服を買わなければいけなくなってしまいますよね。
このように、外発的な価値観に従うと、迷い続けることになります。
一方で、内発的な価値観は変化しづらいです。
ある研究から、内発的価値観は「相当大きな人生の転機が訪れた時には変化するが、それ以外のタイミングではあまり変化しない」ということがわかっています。
だから、自分の内発的な価値観を重視していければ、とても変化の早い社会の中でも、ブレない生き方ができるようになるんです。
これが外発的な価値観よりも内発的な価値観を大事にした方がいい1つ目の理由です。
次に、外発的価値観がダメな2つ目の理由です。
理由の2つ目は、「幸せになれない」からです。
これは、ロチェスター大学が行ったインタビュー調査でも明らかになっています。
この研究では、卒業生を2つのグループに分け、人生の目標についての質問をおこない、1年後に学生たちがどのようになったのかを調査しました。
1つ目のグループは、外発的な目標を持っていたグループで、「お金持ちになる」「有名になる」などを目標に掲げていた学生たちです。
2つ目は、内発的な目標を持っていたグループで、「好きなことを学び成長する」「人に貢献する」などを目標として掲げていました。
結果として、一年後、外発的目標を持っていたグループは、満足感や幸福度が増加せず、逆に不安や落ち込みが強まっていたことがわかりました。
逆に、内発的な目標を持っていたグループは、幸福感を感じていて、不安や落ち込みが非常に低くなっていたことがわかりました。
つまり、外発的な価値観を重視すると幸福になれない、内発的な価値観を重視すれば幸福になれるということです。
この研究結果を見て、「これまで頑張ってきたのに、幸せを感じられていない理由が分かった」と感じた人もいるのではないでしょうか。
この事実を知った時、僕自身も同じことを感じました。
例えば、外発的な目標の代表であるTwitterのフォロワー数を追っていた時は、まるで塩水を飲んでいるような感覚でした。
まずは1万フォロワーを目指し、頑張って達成する。
すると、次は2万フォロワーの人が羨ましく思えてきて目指す。
それを達成してもまだまだ自分は満たされない…。
まさに、飲めば飲むほど、喉が渇くような感覚でした。
もちろん僕も含めて全ての人に外発的な価値観は存在します。
僕もお金を稼ぎたいし、尊敬されたいと思っています。
しかしその外発的な価値観に、人生を支配されてはいけません。
もし皆さんが幸せになりたいと思っているのであれば、内発的な価値観を大事にして生きてください。
補足:外発的な価値観と上手く付き合う方法
ここまで読んで頂いた方の中には、「外発的な価値観を持っている自分はどうすればいいの?」という疑問が湧いている方も多いと思います。
ここで、外発的な価値観と上手に付き合う方法をお伝えします。
対策方法は簡単です。
外発的な価値観の奥にある、内発的な価値観を見つければOK
具体的は次のような方法を取ります。
もし外発的な価値観が出てきた時は、「それは何のため?」と自分に質問してみましょう。
例えば、僕の場合、”有名になりたい”という外発的な価値観を持っています。
このままでは、ただの外発的な価値観ですが、ここから内発的な価値観を探します。
そのために「有名になりたいのは何のためだろう?」という質問を自分に考えてみます。
僕の場合は、その答えとして「自分の存在を受け入れられるため」という言葉が出てきました。
ここからさらに「それは何のためだろう」と考えると、「自分の存在を受け入れられたら、人の目を気にせずに好奇心に従って生きられるから」という言葉が出てきました。
僕の内発的な価値観として”好奇心に従って生きたい”というものがある事がわかりました。
このように、外発的な価値観の奥には、実は内発的な価値観が隠れています。
ちょっと難しいと思われたかもしれませんが、後に紹介する30の質問では、自然とこの作業ができるように解説していますので、ご安心ください。
この後に質問を紹介する時に、外発的な価値観が出やすい質問の時は、また具体例で説明させていただきます。
今の時点では、「外発的な価値観が出てきたら、内発的な価値観に置き換える」ということだけ覚えてもらえれば大丈夫です。
改めてまとめると、下記の通りです。
内発的な価値観と、外発的な価値観は、とても大事な考え方なので、ぜひ頭にいれておいてくださいね。
間違い③「何のためにやるか」よりも「何をやるか」を重要視している
みなさんも、「自分のやりたい仕事って何だろう」と考えることがあるかと思います。
しかし「自分は何のために仕事するんだろう」と考えている人は、少ないのではないでしょうか。
このように、多くの人は、「何のためにやるか」よりも「何をやるか」を重視しています。
しかし、その考え方は大きな間違いです。
「何をやるか」ではなく、「何のために」やるか。
そして、これはあなたが価値観を明確にすることで、明らかになります。
ではなぜ、何をやるかよりも、何のためにやるかが大事なのでしょうか。
結論は下記の通りです。
例えば「何のためにやるか」の具体例として、上図のように「自由に生きるため」などがあります。
つまり、この方は「自由」という価値観を持っています。
では、もしこの人が、時間と場所にガチガチに縛られた仕事をやると、どうでしょうか。
それが、どれだけやりたいことであっても、辞めたくなるはずです。
このように、自分は「何のために働くのか」という価値観に合った仕事を選ばなければ、納得のいく働き方は出来ません。
だから何をやるかよりも前に、まず「何のためにやるか」が重要なんです。
なので、正しい答えにたどりつくためには、下記の順番で考えていく必要があります。
ほとんどの人は順番が逆になっているのではないでしょうか。
やりたいことから先に考えてしまうと、「やりたいことをやっているはずなのに、なぜか幸せではない」という状態に陥ってしまいます。
ちなみに僕の場合は、”好奇心”を満たすために働いています。
なので、どれだけお金がもらえても、ワクワクしないことはやりません。
なぜなら、価値観が満たされず幸せになれないことが、やる前からわかるからです。
皆さんは、この記事で価値観を完全に明確にして、ぜひ、幸せになれる生き方・働き方を手に入れてください。
ここまでで、価値観探しを妨げる3つの間違いを紹介してきましたので、下図にまとめておきますね。
ここまで読んでみて、あなたも、新たな気づきがあったのではないでしょうか。
まず、3つの間違いを理解しただけでも、あなたはこの先の人生で間違った方向に進む可能性がぐっと減り、幸せに生きられる確率が上がっています。
ぜひ次からの項目で、あなたにはどんな価値観があるのかを明らかにして、より幸せな生き方・働き方を手に入れてください。
あなたの価値観を見つける30の質問
では、早速、価値観を見つける質問に入りましょう。
答える前に、下記のポイントだけ、必ず頭に入れておいてください。
答えられない質問があっても心配いりませんし、同じ回答が出ても全く問題ありません。
当然、人によって答えやすい質問は違います。
「全部を答えなきゃ!」とプレッシャーを感じる必要は、全くありません。
あなたが「面白そうだ」「答えやすそうだ」と感じるものから、考えてもらってOKです。
どの質問に答えても、皆さんが必ず価値観を見つけ出せるように30の質問を用意しています。
質問に答えながら、下記のゴールを目指してみてくださいね。
何事も、ゴールを明確にしない状態で取り組むと、道に迷ってしまいます。
なので、今回の30の質問も、ゴールを設定しましょう。
紹介する30の質問に答えながら、目指していただきたいゴールは下記です。
価値観が5つ見つかり、優先順位がついた状態を目指そう!
具体的には、下記3つのステップがあります。
- 価値観を見つける30の質問に答える
- 出てきた価値観をマインドマップに整理する
- 価値観ピラミッドにまとめる
イメージ的には、下図のような手順です。
今の時点では、ステップ2や3がよくわからないかもしれませんが、全く問題ありません。
各ステップで分かりやすく解説するので、一つずつ目の前のステップを進めていってください。
それでは早速、価値観を見つける30の質問に答えていきましょう。
【30の質問リスト】
※各質問をクリックすると詳しい解説が表示されます
- 質問①尊敬する有名人、周りの人、キャラクターは誰ですか?
-
尊敬という言葉がしっくりこない場合は、かっこいいと感じる人を挙げてください。
これは誰でも答えやすくて、楽しく価値観が見つかる質問なのでおすすめです。
例えば同じワンピースという漫画でも、好きなキャラクターは人それぞれ違いますよね。ルフィが好きな人もゾロが好きな人もいます。
実はその違いは、価値観によって生まれます。
自分と近い価値観を持っている人やキャラクターを見ると、「好き」や「尊敬する」「かっこいい」などの感情が生まれます。
ただここで一つ注意点をお伝えします。
尊敬する人、かっこいいと感じる人について考えるとき、多くの人はその人がやっていることに注目して、真似しようとしてしまいます。
しかし、やっていることを見ても、あまり意味がありません。
なぜなら、その人のやりたいこととあなたのやりたいことは、全く別だからです。
極端な例ですが、ルフィを尊敬してるからといって、海賊王になろうとするというのは難しそうですよね。
そもそも、海賊王を目指す人は、ほとんどいないと思います。
しかし、「ルフィが仲間を集めて楽しそうに生きている」という生き方は、真似することができます。
それを真似したいと思っているということは、”仲間”という価値観を持っている可能性が高いです。
なので、かっこいいと感じる人がいたら、次にその人の生き方のどこに惹かれているのかを考えてみてください。
さらに具体例を紹介します。
例えば僕は、漫画ブルージャイアントの主人公である、宮本大をとても尊敬しています。
なぜかというと「世界一のサックスプレイヤーになる」という大きな目標を、夢中になって目指しているからです。
大きな目標を掲げて、日々、一つずつ積み上げていく姿が、とても感動するし、かっこいいと感じます。
そこから僕は「夢中」という価値観を持っていることが分かりました。
回答の参考になると思うので、その他の具体例も、下図に紹介しておきます。
これらの例から、「あなたが尊敬する人は、あなたの価値観を体現している人」ということがわかったでしょうか。
今まで、あなたがなんとなくかっこいいなぁと思っていた人は、自分の価値観を反映しているからだったんですね。
これからの人生は、その人たちから見つけた価値観を、コンパスにして生きていきましょう。
そうすれば、あなた自身が自分の生き方をかっこいいと思いながら、生きることができるようになります。
回答のコツも下記にまとめているので、是非参考にしてみてください。
- 質問②死んだあとに周りの人から、どんな人だったと言われたいですか?
-
自分が死んで、お葬式がおこなわれているシーンを想像してみてください。
集まってくれた人たちから、どんな風に言われたいでしょうか。
この質問の良いところは、外発的な価値観が出づらい質問だという点です。
例えばこの時、「お金持ちな人だったね」と言われたい人は、あまりいないと思います。
実際、僕はこれまで1000名以上の価値観発見に関わってきましたが、そんな回答をした人は1人も見たことがありません。
なぜなら、死ぬ時には、お金や地位など、外発的な価値観はどうでもいいものになってしまうからです。
僕の具体例を紹介します。
僕が死んだとしたら周りの人には、「常にワクワクしてた人だったよね」と言われたいと思います。そして「影響されてこっちまで人生楽しもうと思っちゃった」などと言われたら嬉しいです。
ここから僕は、”好奇心に従う”という価値観を持っていることがわかります。
回答の参考に、他の人の具体例も紹介します。
上記のように、言われたい言葉からは、価値観がわかります。
ここで1つ、質問です。
あなたは、「将来に漠然とした不安」を感じたことはないでしょうか。
実はその不安を感じるのも、価値観が曖昧なことが原因です。
僕が提供している自己理解プログラムにも、「漠然とした将来の不安がある」という理由で来てくださる方がたくさんいらっしゃいます。
実は、ある研究では、「価値観が不明確な人ほど、人生の方向性が定まらず、不安を感じやすい」ということが言われています。
なので、そのような不安をなくすためにも、価値観を明確にしてください。
- 質問③これまで読んできた本の中で、好きなものは何ですか?
-
普段本を読まない人という方は、これまで見た映画やアニメなどの作品の中でもOKです。
あなたの好きな本や作品は、あなたの内側にある価値観を肯定してくれていたり、表現してくれているものです。
なので、好きな本・作品を考えると、そこからあなたの価値観を見つけることができます。
具体例を紹介します。
僕が好きな本を聞かれて真っ先に思い浮かべるのは、「エッセンシャル思考」という本です。
この本は「どうでもいいことに時間を使わず、自分が本当にやるべきことを見定めて生きよう」というテーマを扱っています。
僕はこの本に大きく影響されて、本当にやりたいこと以外は、断る習慣を身につけ、やりたいことだけに集中することができるようになりました。
ここからわかる僕の価値観は”シンプル”です。
僕にとって理想の状態は、思考がシンプルな状態でいることであり、それが大事にしたい価値観なんです。
他の方の例も紹介します。
上図の、僕の次に書いている方は、稲盛和夫さんの「生き方」という本が好きだそうです。
一番下の方は、「阪急電車」という小説が好きだそうです。
それぞれ、なぜその本画好きなのかを考えると、大切にしている価値観がわかりますね。
もし自分がブレそうになった時、いつでもその作品に立ち返れば自分の生き方を再確認できる。
自分の価値観を理解しておくと、そんなふうに迷わない生き方ができます。
- 質問④これまでの人生で努力できたことは何ですか?
-
人が努力できるのは、行動した結果、自分の価値観が満たせそうなことに対してです。
そんな時、人は内側からモチベーションが湧いて、努力することができます。
つまり価値観というコンパスが向いている方向に、目標がある状態では、人はものすごいエネルギーを発揮することができるんですね。
皆さんも、過去に「この時はなんか頑張れたんだよな」という経験があるのではないでしょうか。
反対に、頑張りたいんだけど頑張れないという状態の時は、価値観からずれたことを頑張ろうとしていることが多いです。
なので、これまで努力できたことを考えると自分の価値観を見つけることができます。
僕自身を振り返ってみると、大学生の時にブログを書いている時に頑張れた経験があります。
なぜ頑張れたかというと、ブログで収入を得ることで、「どこでも自由に生きられるようになりそう」だと感じたからです。
この経験から、僕は「自由」という価値観を持っていることがわかります。
他の例も合わせて、図でご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
価値観を見つけるコツとして、努力した経験を思い出したら、次に、「なぜ頑張れたのか」という理由まで考えてみてください。
そこに、あなたの価値観が隠れています。
ただこの質問には、1つ注意点があります。
気をつけてほしいのは、この質問は、外発的な価値観が出てきやすいことです。
なぜなら人は、短期的であれば、外発的な価値観のためにも頑張ることができるからです。
例えば、あなたも、人から認められたいと思って頑張った経験ってありますよね。
もしこの質問で出てきた回答が、頑張れたけど外発的な価値観が関係している場合は、下記の方法を試してみましょう。
これは「価値観探しを妨げる3つの間違い」の項目で紹介した方法と同じです。
具体例で説明しますね。
僕は、大学受験の時期は「いい大学に入って周りから尊敬されたい」と思って努力をしていました。
ですが、これは外発的な価値観です。
ここから、「周りから尊敬されたいのは何のためだろう」と考えてみます。
すると、「人が自分から離れていってほしくないから」という答えになりました。
さらに、「人が離れていって欲しくないのはなぜか」を考えると、「好きな人と一緒に長くいて喜怒哀楽を共有したい」という答えが出てきました。
つまり、僕は”共有”や”シェア”という内発的な価値観も持っているということです。
もし皆さんも外発的な価値観が出てきたら、是非この方法を試してみてください。
- 質問⑤名言集から、グッとくる名言を見つけてください。
-
例えば、このような名言集などから、好きな言葉を探してみましょう。
あなたにとって響く名言とは、あなたの価値観が表現されているものです。
言い換えると、あなたにとっての座右の銘といっても良いでしょう。
このように、価値観を表現した座右の銘を持っておくことはとても大切です。
実際に、心理学の研究では、価値観がワンフレーズで言語化されている人ほど幸せであるということがわかっています。
そのように、価値観が表現されていると、自分がブレずに生きられるからですね。
具体例を紹介します。
僕は、名言サイトを見て本田宗一郎さんの「人間というものは面白いものであり、不思議なものであり、必要のない人間っていうのはいないのである」という言葉にグッときました。
なぜなら、「全ての個性にはかけがえのない役割がある」という、僕の価値観を表現してくれていたからです。
他にも、下記のような例があるので、参考にしてみてください。
価値観にフィットする名言を見つければ、迷った時に立ち返ることができます。
そうなれば、自分の価値観に沿った人生を、生きることができるようになっています。
- 質問⑥父親の生き方のどんなところが好きで、どんなところが嫌いですか?
-
自分の親の好きなところは、自分の価値観が共鳴しているところです。
親に育ててもう中で自分の価値観が形成されてきているので、当然親と自分の価値観は、かなり関連性が高くなります。
僕の父親は映画が大好きで、小さい頃から何回も映画館に連れて行ってもらいました。
僕は、そんな父の好奇心が旺盛なところ、興味の対象に没頭するところが好きです。
周りがなんと言おうが、自分のやりたいことをやっていたい…という価値観は、父親からの影響が大きいと思います。
他の例を紹介します。
このように、父親に対する好きなところから、あなたの価値観を探ることができます。
この質問は、逆のアプローチで考えることもできます。
もし、父親の好きなところがないんですという方は、嫌いなところを考えることでも、あなたの価値観を見つけることができます。
例えば、「楽しくない仕事を続けているところが嫌い」であれば、あなたは”夢中”や”楽しむ”という価値観を持っているかもしれません。
また、「自分の正しさを押し付けてくるところが嫌い」であれば、ここから”多様性”や”個性”という価値観がわかります。
このように、どちらのアプローチでも構わないので、父親に対して感じることから、あなたの価値観を探してみましょう。
- 質問⑦母親の生き方のどんなところが好きで、どんなところが嫌いですか?
-
一つ前の質問と同じく、母親からも価値観を見つけることができます。
例えば、僕は母親の忍耐強いところを尊敬しています。
文句を言わず人にひけらかすことをなく、淡々と努力して人生を進める姿勢が、素敵だなと感じます。
ここから”忍耐”や”努力”という僕の価値観がわかります。
その他の方の具体例を3つ紹介します。
このように、好きなところからも、嫌いなところからも、あなたが大事にしている価値観がわかるはずです。
価値観は人生のコンパスです。
質問に答えていって言葉にできると、分散していたあなたのエネルギーが、一方向に集中し始めます。
そうなった時、今までの自分では想像できなかったようなバイタリティが、内側から溢れてくるようになるでしょう。
そうなるために、父親から価値観を見つけたのと同じように、母親からも価値観を見つけてみてください。
- 質問⑧自分が80歳になったつもりで「〇〇」に言葉を入れてください
-
自分が80歳になったつもりで以下の文章の空欄に言葉を当てはめてください。
これは、80歳という人生の終盤に差し掛かったタイミングをイメージしてもらい、生き方を振り返ってもらう質問です。
この質問では、自分が本当は従ってはいけない、外発的な価値観も見つけることができます。
例えば僕の場合、このようになりました。
八木の例- 私は「収入が落ちて人からバカにされること」を恐れることに、あまりに多くの時間を使いすぎた。
- 私は「自分の心がワクワクする」のようなことに、ほとんど時間を使わずに来た。
- もし時を戻せるならこれからは「心理学の勉強や、おもちゃづくり」に時間を使っていきたい
まず1つ目の空欄に入るのは、従っても自分が幸せになれない、外発的な価値観です。
僕の場合は、収入が落ちて人からバカにされることを恐れているので、”収入”や”人からの尊敬”という外発的な価値観を持っていることがわかります。
そして2つ目の空欄に入るのが、本当に自分を幸せにしてくれる、内発的な価値観です。
僕の場合は、心がワクワクすることという答えになったので、”好奇心”という内発的な価値観を持っています。
そして3つ目の空欄に入るのは、価値観を体現した行動になります。
僕の場合は、心理学やおもちゃづくりに興味があるので、好奇心を満たせる行動として今後さらに
やっていきます。他の方の具体例も紹介しておきましょう。
このような80歳という死を前にしたタイミングで、外発的な価値観をもっと大事にすれば良かったと後悔する人はいないのではないでしょうか。
このタイミングで、もっと人の目を気にしていければよかった、など外発的な価値観が出てくる人はほとんどいないと思います。
ぜひこの質問では、あなたを本当に幸せにしてくれる、内発的な価値観を見つけてみてください。
- 質問⑨これまでの人生での決断のタイミングで、大事にした判断基準は何ですか?
-
あなたが過去にした決断には、あなたの価値観が現れています。
なぜかというと、人間は大きな選択をする際に、自分の価値観を満たせる方を選ぶことが多いからです。
ここではうまくいった経験を振り返るのがコツです。
なぜなら、後悔している経験は、価値観からずれて判断してしまったものだからです。
逆に、うまくいったと感じている経験は、あなたの価値観に沿って判断できたものです。
例えば僕の場合は、就職をしないと決めて大学を卒業し、そのまま独立したことは大きな決断だったと思います。
この時僕は誰かに依存するのではなく、自立した生き方をするということを判断基準にしました。つまり”自立”が僕の価値観なのです。
他の方の例もご紹介しましょう。
ここまでに、価値観はコンパスだと説明してきました。
その言葉通り、価値観はあなたが進むべき方向を、常に指し示してくれるものです。
この質問で、過去のうまくいった決断から、自分の人生を導く判断基準となる価値観を見つけてください。
- 質問⑩職場や私生活で一番尊敬していない人は誰ですか?
-
尊敬してる人が思いつかない人も、尊敬していない人だと思いつきやすいのではないでしょうか。
尊敬していない人は、あなたの価値観と真逆の生き方をしている人。そんな人がいたら反面教師にして価値観を見つけましょう
僕の場合は、今周りに尊敬していない人はいないので、小学1年生の頃の担任の先生について考えています。
僕は小1ながら、その先生に対し、ルール第一で柔軟性が全くないと感じていて、すごく嫌いでした。
ここから僕には”自由”という価値観があることが分かります。
他の方の例もご紹介しましょう。
このように、尊敬していない人からも、あなたが人生をどう生きたいか、その価値観がよくわかります。
自分の人生に自信を持って生きるためにも、ぜひこの質問も考えてみてください。
- 質問⑪仲の良い友人は誰ですか?
-
仲のいい友人は価値観か合うからこそ、仲良くいられていることが多いです。
逆に「価値観がズレているけれど、メリットでつながっている」ような人間関係は、長く続けることはできません。また一緒にいても楽しくはないでしょう。
僕の具体例を紹介します。
僕が好きで仲がいいのは”ミニマリストしぶ”という友人です。
本を出版していたりYouTubeチャンネルの登録者数も多いので、知ってる方も多いんじゃないでしょうか。
彼は物や生活コストを減らして身軽な生き方ができることを発信しています。そんな彼とどんな価値観が合ってるから好きなんだろうと考えてみると、”自由”という価値観が合っているから好きなんだなと思います。
その他の具体例も3つ紹介します。
このような価値観でつながる人間関係は、とても心地よく、あなたを幸せにしてくれます。
僕も昔は、この人と一緒にいると得しそうなどとメリットで付き合う人を選んでいた時期もありました。ですが、そのような人間関係からは幸せが得られず、長く続くこともありません。
しかし価値観を重視して人間関係を選ぶようになってからはガラッと変わりました。
今一緒に働いているメンバーも、みんな価値観を共有することができており、とても幸せを感じています。
皆さんも、価値観を明確にすることで、心でつながる人間関係を手に入れてください。
- 質問⑫会った時に刺激を受ける人は誰ですか?
-
なぜ刺激を受ける人を聞いたのかというと、人は自分の価値観を体現できている人を見た時に、刺激を感じるからです。
なので、「なぜこの人からは刺激を感じるんだろう」と考えると、自分の価値観も見つけることができます。
例えば僕は、執筆家である四隅大介さんとお会いした時に、ものすごい刺激を受けました。
四隅さんは、絢香やSuperflyなど一流アーティストのプロデュースをされた後、そのキャリアを捨てて、ニュージーランドの湖畔に移り住まれている方です。
その四隅さんの「自分の心に正直になる生き方」に触れて、自分もこう生きたいと強く感じました。
四隅さんの身軽な生き方を実現する方法をまとめられた、超ミニマル主義という本はとてもおすすめなので是非読んでみてください。
僕は四隅さんに刺激を受けたことから、”自由”や”ありのまま”という価値観を持っていることが分かりました。
他の方の例も合わせてご紹介しましょう。
このように、刺激を感じる人を考えると、あなたの価値観が見えてきます。
この質問は、考え方のコツがあるので、こちらもご紹介しておきますね。
刺激を受けるような人たちが、常に自分の周りにいる状態を作れたら、最高じゃないでしょうか。
それは、価値観を明確にすることで、実現できます。
- 質問⑬これまでの人生で誇れる経験は何ですか?
-
あなたは今、自分の生き方に誇りを持っているでしょうか。
もし誇りを持てていないとしたら、今のあなたはまだ、価値観に沿った生き方ができていません。
なぜなら、人は価値観に沿った行動ができた時に、誇りを感じるものだからです。
僕の場合は、昔やっていたブログで稼ぐという働き方を捨てて、今の自己理解メソッドを伝えることを仕事にしたことを、誇りに思っています。
収入の中心になっていたことを辞めるのは怖かったんですが、もっとやりたいと思うことを見つけたので、勇気を出して仕事を変えることにしました。
ここから僕は、”心に従う”や”ワクワクする方を選ぶ”といった価値観を持っていることがわかります。
その他の方の具体例も紹介しておきます。
どうせなら、死ぬ前に「自分の人生ダサかったなぁ」と思うよりも「誇りを持てる最高の人生だったな」と思えた方がよいですよね。
そのためには、価値観に従って生きる必要があります。
この記事の内容を実践することで、価値観を整理し、誇りを持てる人生を生きられるようになってください。
- 質問⑭これまでに感動した出来事は何ですか?
-
感動した出来事は、あなたの価値観が共鳴したものです。
ちなみに感動した映画や本も同様です。
僕が一番感動したのは、高校生の時にバドミントンの大会で優勝したことです。
練習を重ねて強くなっていって、絶対叶わないと思っていた相手に勝った瞬間は、本当に今でも鮮明に覚えています。
ここから僕は、”成長”という価値観を持っていることがわかります。
大会で勝てて感動したのは、自分自身の成長を実感できたからです。
他の方の例を紹介します。
とてもシンプルな質問ですが、人それぞれ、その回答には価値観が現れています。
皆さんもぜひこの質問にも答えてみてください。
- 質問⑮これまでの人生で許せないことは何ですか?
-
怒りというのは、自分の大事なものが侵害されそうな時に出てくる、とても大事な感情です。
つまり怒りという感情を深掘りすることで、侵害されたくなかったあなたの大事にしてる事…つまり価値観を見つけることができます。
例として僕が怒りを感じた出来事をご紹介します。
僕が小学5年生のときの話です。クラスにすごく引っ込み思案で、人前に出るのが苦手な女の子がいました。
ある日、その子が国語の授業で先生に当てられて、教科書を読むことになりました。
けれど大きな声を出せなかったんですね。
すると先生がみんなの前で、「もっと大きな声出せるでしょ」と大声で怒り始めました。
先生は「やればできるでしょ!」「努力が足りない!」などの言い方で、女の子を責め続けました。
その時、僕はすごく怒りを感じたことを覚えています。
苦手なのであれば、無理にできるように頑張ったり大勢の前で叱られたり…そんなことをして自信を失う必要なんて全くないと思います。
ここから僕は、”個性”を大事にするという価値観を持っていることがわかります。
他の例もみてみましょう。
このように、許せない出来事からは、あなたの価値観が見えていますね。
この質問にも、回答のコツがあるのでご紹介します。
怒りはものすごく強いエネルギーがあります。
そして強いがゆえに、多くの方は怒りのエネルギーをうまく使えていません。
ですが怒りを、現状を変えるエネルギーとして使うことができれば、人生は激変します。
僕の場合は、小学5年生の時のクラスの女の子のような人を増やさないために、誰の個性も否定されない世界を作ろうと、今の仕事をやっています。
皆さんも、ぜひ自分の価値観に沿った仕事をしてください。
そうすればモチベーションが溢れる生き方を、手に入れることができます。
- 質問⑯子供を育てたり他人を指導する時に、伝えたいのはどんな行動で、伝えたくないのはどんな行動ですか?
-
あなたが伝えたいことは、あなたが大事にしている価値観であることがほとんどです。
例えば、人にされて嫌なことはやっちゃいけませんという言葉を伝えたい人は、”思いやり”という価値観を持っているのかもしれません。
僕の場合、子供に伝えたいことを考えてみると、
- 「嫌なことをやるとエネルギーを失っていくから、絶対好きなことをやった方がいいよ」
- 「社会には必ず自分が輝ける役割が存在しているよ」
と伝えたいと思いました。
この言葉から僕の”好奇心”や”個性の発揮”という価値観がわかります。
反対に伝えたくないことも考えてみましょう。
これは、想像しただけでゾッとすると感じるようなことであれば最高です。
僕の場合はこんなものが思いつきました。
- 「今の社会は不安定なんだから、手に職をつけてまずは安定した方がいいよ」
- 「仕事では我慢するのが当たり前なんだから、贅沢なこと言わない方がいいよ」
自分でも、今、考えただけでゾッとしてきました…。
このメッセージの反対に、”自立”や”自由”という価値観があることがわかります。
他の方の具体例もあわせて図にしてみました。
このように、伝えたい行動、伝えたくない行動、どちらも考えることで、より多角的に自分の価値観を見ることができます。
さらに、この質問で見つけた価値観は、あなたが働く意味、仕事をする意味にもなります。
例えば、僕は伝えたいメッセージと同じように、自分の個性を発揮してほしいという想いで仕事をしています。
価値観は、自分が生きる上でのコンパスになってくれるだけではなく、さらに何のために働くのかという問いの答えにもなってくれます。
- 質問⑰あなたの好きなことに共通している価値観は何ですか?
-
実は自分を知る時に重要な要素は3つしかありません。
1つが、この動画で説明している価値観、そして残りが好きなことと得意なことです。
今あなたが働き方にモヤモヤしていたり、やりたいことが見つかっていないとしたら、3つの要素のうち必ずどこかが欠けています。
3つの要素についてはここでは詳しく説明しきれないので、LINE登録者限定でプレゼントしている4本の動画で学んでください。
では、本題です。
なぜ好きなことから価値観がわかるのか…具体例の方がわかりやすいので早速説明します。
僕の好きなことは大きく2つあります。
1つ目は「自己理解」で、2つ目は「ファッション」です。
この2つはある価値観”個性を発揮させられる”という共通点があります。
自己理解で自分を知れば、個性を発揮して生きられるようになるし、自分に似合った服を着れば自分の個性の魅力を発揮できるようになる…。
このように自己理解とファッションという全く別のものに見えていても、実はどちらも同じ価値観で繋がっているんですね。
好きなことについては、こちらの記事で解説しているので、気になる方はぜひこちらも参考にしてみてください。
他の方の例をご紹介しましょう。
この質問にも、回答のコツがあるので紹介します。
このように、自分の好きなことと価値観のつながりに気づくことができると、自分を立体的に理解できます。
その結果、自分はこういう人間だという概念が確立され、ブレなくなっていきます。
ぜひ自分として堂々と生きるためにも、この質問を活用してください。
- 質問⑱5年後、ここに書いたことが何でも実現しているとしたらどうなっていたいですか?
-
価値観に沿った目標を追うとき、人は幸せを感じることができます。
そしてさらに、目標の先にある、理想と呼ばれるものも、もちろん価値観の延長線上にあれば幸せを感じられます。
僕が思う5年後の理想は、自分の書いた自己理解の本が、シリーズで書店に平積みされている状態です。
そして、その本を読んで一緒に自己理解を広めてくれたいと思ったメンバーが1000人集まっている…そんな理想を描いています。
他の方の例もあわせてご紹介しましょう。
こちらも回答のコツがあります。
この質問に答えることで、理想の未来とあなたの価値観を言葉にしましょう。
- 質問⑲「自分って人生で何を大事にしていそうかな?」と周りの人に聞いてみてください。
-
実は、あなたの価値観は、すでに日々の生活の中で発揮されています。
なので、自分が気づいていなくても、周りの人は気づいていたりするものです。
実際に、研究でも、「自分よりも身の周りにいる人の方が、自分のことを客観的によく理解している」という結果が出ているんです。
僕自身も、妻に聞いてみたところ、「働く仕組みも、考え方も、生き方も、全部シンプルさを大事にしている」と言われました。
より詳しく聞くと、「人生の有限性を理解していて、その中で余計なことをしたくないから、シンプルさを大事にしていそう。」という風に言ってもらいました。
ここから僕の”シンプル”という価値観が分かりました。
他の方の例も紹介します。
ぜひあなたも周りの親しい人に聞いてみてください。
そして、自分が相手に感じる価値観も、お返しに教えてあげるのがおすすめです。
そうすれば、自己理解を一緒に進めていけるパートナーになってくれるかもしれません。
人に聞くのは面倒くさいと感じるかもしれないのですが…
これをやることで自分では気づけていなかった価値観に気付けたり、自分がぼんやりそう思っていた価値観を「やっぱりこれか」と確認できたりすることがよくあります。
少しだけ手間がかかりますが、その分のリターンは確実にあるので、ぜひチャレンジしてみてください。
- 質問⑳幸福を感じるのはどんな時ですか?
-
人は、価値観を満たせた時に、幸せを感じます。
例えば、僕は毎朝散歩しながら、耳読書をする時間がとても好きです。
ここから2つの価値観がわかります。
1つは、新しい知識を得られて嬉しいという”好奇心”。もう一つは、散歩で健康になりながら知識を学べて一石二鳥だと感じる”効率”です。
他の方の例も紹介します。
自分の価値観を言葉にして整理できれば、その価値観に沿った行動が取れるようになり、幸せを感じられる時間が増えていきます。
逆に頑張ってるのに、幸福を感じられていないのであれば、それは価値観からずれてしまっているからです。
過去の幸せを振り返って、この先の未来もまた幸せな時間を生み出せるように、この質問に答えてください。
- 質問㉑社会に対して「もっと〇〇だったらいいのに」と思うことは何ですか?
-
「もっと〇〇だったらいいのに」と思うことは、あなたの中に理想のイメージがあるということです。
そしてその理想の状態には、あなたの価値観が反映されています。
具体例を使って説明します。
僕の場合は、小学校からそれぞれの好きなことを学べる教育の仕組みがあったらいいのにと思いました。
ここから”好奇心”という価値観がわかります。
他の方の例も見てみましょう。
この質問で出てきた理想と、現状の社会のギャップを埋めることが、あなたの仕事になる可能性もあるんです。
僕の場合も、今は「国語・算数・理科・社会・自己理解」と言われるくらい、自己理解教育を普及させるという目標を掲げています。
自己理解も、他の教科と同じくらい、時間をかけるのが当たり前になれば最高だと思っているんですよね。
それは、自分の価値観に合っている理想だからこそ、目標として追い求めることができています。
皆さんの内側にも、理想の社会像が必ず眠っています。
それを言語化することで、ぜひこの先の人生を夢中に生きていきましょう。
- 質問㉒仕事でもプライベートでも、あなたが今誇りに思っていることは何ですか?
-
今回は、過去ではなく、今誇りに思っていることを考えてみましょう。
早速具体例に入ります。僕の場合は、僕の「全ての個性にはかけがえのない役割がある」という信念に共感して、一緒に働いてくれているチームメンバーがいることに誇りを持っています。
自分の信念をしっかりと言葉にできたことも誇りだし、お客様のために一生懸命働いてくれるメンバーたちも誇りです。
ここから、信頼する人とお互いをサポートしながら働くという意味で、”調和”という価値観がわかります。
他の例も見てみましょう。
この質問は、正しく回答できているかを確認するためのポイントがあるので、下記を意識してみてください。
よく振り返ってみると、小さなことでも、誇りを感じられることが必ずあります。
そして、どんなことに誇りを感じるのかがわかれば、それを自分の軸として自信を持って生きていくことができるようになります。
ぜひこの質問で見つけてください。
- 質問㉓自分が死ぬ直前の状態をイメージして「〇〇」に言葉を入れてください。
-
この質問では、「〇〇な人生で最高だった〜」というフレーズの、〇〇に言葉を入れてもらいます。
スティーブジョブズの有名なスピーチに「もし、今日が人生最後の日だとしたら、私は今日やろうとしたことを本当にやりたいだろうか」という一節があります。
これも、死を意識することで、自分の内発的な価値観に立ち返ろうとしている問いかけであることが分かりますよね。
例えば僕の場合は、「好きな人たちとたくさん知らないことを共有できて、最高な人生だった」と死ぬ前に言いたいです。
この言葉から、”好奇心を満たす”や”好きな人と共有する”という価値観がわかります。
回答の参考になると思うので、他の人の具体例も3つ紹介します。
回答にはポイントがあるので、下記の点を意識してやってみてください。
この質問の回答のポイントは、言葉を口にしてみた時の自分の感覚に目を向けることです。
胸が高鳴ったり、目頭が熱くなるような感覚があれば、それが間違いなくあなたの内発的な価値観です。
その感覚に従って、人生を生きれば間違いありません。
ぜひこの質問で価値観を見つけて、確信を持って人生を突き進んでください。
- 質問㉔あなたが過去の人生で、一貫して大事にしてきたことは何ですか?
-
あなたが、これまでの人生で大事にしてきたことには、あなたの価値観が反映されています。
価値を感じているからこそ、無意識のうちにそれを第一にして、人生を生きてきているからです。
僕がこれまでの人生で大事にしてきたのは、「欲しいと思ったものはすぐに買うこと」です。
キャンピングカーで生活してみたり、自己理解のセミナーに行きまくったり、気になった服を買ってみたり…。
もちろん失敗することもめちゃくちゃ多いんですが、それによって多くの体験ができて、新しい気づきを得られています。
ここから”体験”という価値観がわかります。
他の方の例も紹介します。
僕自身、この質問に答えて、自分が大事にしている”体験する”という価値観を再認識できました。
今後の人生でも、迷ったら体験してみることを選ぶことで、自分らしく生きていきます。
これが僕の価値観であり、自分軸にもなります。
皆さんもこれまでの人生で大事にしてきたことを振り返って、この先の未来に活かせるようになってください。
- 質問㉕今の社会には何が足りないと思いますか?
-
現実に目を向けて、足りないものを考えてみてください。
そして、その足りないものを埋めることが、あなたの価値観を満たせる仕事にもなっていきます。
具体例を紹介します。
僕の場合、「何でみんなこんなにイヤイヤ働いてるんだろう」という疑問を感じるんです。
もっと自分の本当にやりたいことに目を向けて、それを仕事にしていけばいいのに、と思います。
そして、それは実は、全然難しくないことだとも思っています。
つまり僕が社会に足りないと思っているのは”夢中”です。
そして、夢中に生きられる人を増やすために、自己理解プログラムを提供することを仕事にしています。
他の例もご紹介しましょう。
これらの回答からもわかるように、社会に足りないと思うものは、人それぞれかなり違っています。
僕はぜひ、あなたが「社会に足りないと思っているものを埋めていく」活動をしてほしいです。
なぜならそれこそが、あなたという人間がこの世界に生まれた理由であり、役割だと思っているからです。
あなたの持っている素晴らしい価値観を、もっと社会に広げてください。
そしてぜひ一緒により良い社会を作っていきましょう。
- 質問㉖幼い頃や思春期にあった、今の自分に大きな影響を与えている経験は何ですか?
-
価値観の根本は、幼い頃の経験で作られています。
どんな経験が今のあなたの考え方を作っているでしょうか。
具体例を説明します。
僕にとって大きな影響を与えている経験は、小学2年生の担任の先生との出会いです。
その人は、僕がそれまで抱いていた先生のイメージとは真逆で衝撃的でした。ロングヘアーに強めのパーマ、両手にはアクセサリーをジャラジャラつけていて、黒のダメージのスキニージーンズを履いているような先生でした。
その先生は、怒る時はめちゃくちゃ怖いですけれど、一方でとても愛情深くて、クラス一人一人に気を配って接してくれていました。
僕は、その先生から、「常識ルールに縛られずに自分の美意識に従っていいんだ」という影響を受けました。
それを見て、とてもかっこいいし、この人みたいに生きていきたいと強く感じました。
この経験から、美意識に従って生きるという価値観を学びました。もしかすると、学んだというよりかは、もともと心の中にあった種が先生に触れることで発芽したという方が正しいかもしれません。
他の例も紹介しましょう。
このような強い感情があって覚えてる体験を、皆さんも思い出してみてください。
考えるときは、下記のコツを意識してみてくださいね。
- 質問㉗職場や私生活でどんな人を尊敬していますか?
-
尊敬している人は、自分が大事にしている価値観をすでに体現している人であることが多いです。
その人の「どこを尊敬してるんだろう」という理由まで考えることができれば、そこからあなたの価値観を見つけることができます。
例えば僕の場合は、一緒に働いてくれている石田さんを尊敬しています。
いつも穏やかで、謙虚で、余裕があるところです。
チームをいい雰囲気でまとめてくれていて、本当にすごいなと感じています。
ここから僕にも”余裕”という価値観があることが分かりました。
回答の参考に3人の具体例を紹介します。
自分に自信が持てないと思っている人はとても多く、その一つの原因は、自分が自分の価値観を行動に移せていないことです。
みなさんも価値観を明らかにして、価値観に即した行動をできるようになって、自分で自分を尊敬できるようになっていきましょう。
- 質問㉘今の自分に大きな影響を与えている人は誰ですか?
-
あなたの人生に影響を与えている人は、以下の2つのパターンのうちのどちらかです。
1つ目は、「新しい価値観をあなたに持たせてくれた」というパターン。
2つ目は、「あなたが元々持っている価値観に気づかせてくれた」というものです。
いずれにせよ、影響を与えてくれた人を考えることで、あなたの価値観にたどり着くことができます。
僕の場合は、「WHYから始めよう」という本の作者である、サイモン・シネックさんから影響を受けました。
何事も「なぜやるのか」という目的を大事にすることで、自分や関わる人を幸せにする働き方ができるということが書かれていたからです。
ここから”目的から始める”という価値観を僕は学びました。
他の例を見てみましょう。
回答のポイントを紹介します。
影響を与えられた人を思い浮かべたら、「その人のどんな行動や発言が、自分に影響を与えたのか」を考えてみてください。
そうすることで価値観が見つかりやすくなります。
- 質問㉙あなたがかっこいいと思う生き方はどんなものですか?
-
具体例から入ります。
僕は、「自分の考えで、多くの人に影響を与えている人」が、すごくかっこいいなと思います。
個性を活かす教育の考え方を広めたケン・ロビンソンさんや、片付けのこんまりさんなどです。
ここから僕は”真理を探求する”や”学びを共有する”という価値観を持っていることがわかります。
別の方の例を見てみましょう。
もしかしたらこの記事を読んでいる人の中には、今の自分の生き方をかっこいいとは言い切れない方も多いかもしれません。
僕も昔は、目の前のことに夢中になれていない自分の生き方を、ダサいと思っていました。
それは僕が夢中という価値観を持っているからです。
だけど、それは価値観を明確にすることで、変わりました。
今は自分の生き方をかっこいいと思うし、誇りに思っています。
そしてかっこいいと思う生き方を定めることができれば、あなたの人生の迷いはグッと減ります。
改めて質問です。あなたがかっこいいと思う生き方はどんなものですか?
- 質問㉚今の自分の生活でもっと時間を使いたいことは何ですか?
-
あなたは、今の自分の生活に満足していますか?
おそらく、100%満足と言い切れる人はほとんどいないと思います。
自分の生活に満足できていないのは、価値観を満たせていないことが原因です。
例えば僕は、もっと読書することに時間を使いたいです。
読書をしている時に新しい気づきを得られることが多く、その瞬間は僕にとって幸せだからです。
ここから、”学び”や”気づき”という価値観がわかります。
他の方の例をご紹介します。
ここで足りないと思ったものは、ぜひ今日この瞬間から増やしてください。
そうすれば、あなたの価値観が満たされ、エネルギッシュになり、どんどん人生が良いループに入っていきます。
価値観マインドマップを作る
ここまで30の質問の回答、お疲れ様でした。
ここまで質問に答えてくれば、あなたの価値観を表すたくさんのキーワードが集まっているでしょう。
目安として、15個以上キーワードが出ていればベストです。
では、ここからは、出てきたたくさんの価値観を整理して、日常で使えるようにしていきましょう。
具体的には、価値観を見つける3つのSTEPの2番目として、価値観マインドマップを作ります。
僕も皆さんには、見つけた価値観を意識して、この先の人生を生きてほしいと思っています。
具体的には下図のように、出てきた価値観を書き出して、近いものをグループにしていきます。
これをやることで、散らばっていてバラバラに見えていた価値観が、整理されていきます。
バラバラだと思っていたものが、実はかなり近かったり、いくつかのグループに分けられることがわかってきます。
分類ができたら、それらのグループをまとめていきます。
上図のように、複数の価値観をまとめると、どんな価値観のキーワードになるかを考えてみてください。
例えば僕は、
- ミニマル
- すっきり
- シンプル
という言葉をまとめて、”シンプル”として一つに統合しました。
僕の場合はこの作業を通して、下記の形に整理しました。
あなたも似たようなキーワードが集まっていれば、これが自分の価値観かもしれないと見えてきます。
やり方としては、付箋に手書きをしても、PCでマインドマップを使ってもOKです。
まずは30の質問で出した価値観を、3つから5つのグループに分けておきましょう。
なぜ3つから5つなのかというと、3つより少なくなると、あなたの価値観を全て表現できていない可能性が高く、逆に6つ以上だと、普段意識するのか難しくなってしまうからです。
もし多すぎる場合は、重要度が低いと感じるものを削ってみてください。
マインドマップにまとめるという作業をすることで、大量にあるように見えたあなたの価値観が、実はごく少数であるということに気づけます。
そして、その価値観がこの先コンパスとして、あなたの進むべき方向を指し示してくれるようになります。
最後のステップに向けて、まずはここで価値観を3つから5つのグループに整理しましょう。
価値観ピラミッドにまとめる
ついに最後のステップです。
マインドマップで結構整理できた感じすると思う方も多いですが、実はその状態ではまだ不完全です。
なぜならまだ「価値観の優先順位」が明確になっていないからです。
モヤモヤから解放された生き方を手に入れるためにも、最後に価値観をピラミッドの形にまとめるという、一手間を加えることが大切です。
このピラミッドでは、下にあるものが最初に満たすべき土台で、上にあるほど最終的な目的とする価値観になります。
価値観ピラミッドを作ることができれば、今自分のどこの価値観が満たされていないのかが、一目瞭然になります。
例えば、僕の価値観ピラミッドは下記です。
整理するときのコツをお伝えします。
それはどっちの価値観が最終目的なんだろうと考えてみることです。
例えば、僕は”シンプル”と”調和”という価値観を持っています。
しかしシンプルに生きることは、あくまで人生の土台のようなものであり、それ自体が目的ではありません。
最終目的は、「世界と調和した生き方」をすることです。
だから、僕の場合は”シンプル”よりも”調和”が上にきます。
また、”好奇心”と”夢中”の優先順位を見てみましょう。
僕にとって、この2つの価値観の関係性を考えてみると、好奇心に従ってワクワク動くことは、夢中を生み出すための手段であり、土台です。
だから、価値観ピラミッドでも、好奇心よりも夢中の方を上に置いています。
このように一つ一つ価値観の関係性を考えることでピラミッドを整理してみてください。
まとめ:価値観ピラミッドの使い方
最後に、価値観ピラミッドの使い方をお伝えしておきます。
あなたがもし、この先の人生で、「何か価値観が満たせていない」と感じる時は、ピラミッドの土台から見直していってください。
モヤモヤしている時は、必ず土台の価値観のどこかが揺らいでいます。
土台がグラグラしていることによって、上の価値観もできないという状態になってしまっています。
なので、まずは一番ぐらついている価値観を満たせるように行動することで、自分らしく生き直すことができるようになります。
また、あなたが価値観を見つければ、人生の迷いがなくなるだけではなく、同じ価値観を持った人たちと人生を共にすることができるようになっていきます。
そうすると、幸せを感じられる時間が増えていきます。
あなたは、もしかしたら今、まだ周りに価値観が合う人がいなくて孤独を感じているかもしれません。
以前の僕もそうでした。
大学時代に、自分と価値観が合わないサークルに入ったにも関わらず、なかなかそこから抜け出せずに、ずるずると時間を過ごしてしまったことがあります。
ですが、今振り返って思うのは、その当時は幸せではなかったし、その時間を同じ価値観を持った人たちと過ごした方が絶対に幸せだったということです。
僕自身もその状態から、価値観を明確にしていき、今では共感できる仲間と過ごせるようになりました。
あなたもこの記事の内容を実践し、価値観に沿った行動をとってみてください。
実践していくと、あなたの人生は確実に変わります。
価値観に確信を持ち、自分らしく生きているあなたと、どこかでお会いできることを心から楽しみにしています。
また、僕の公式LINEでは、『「価値観」が一撃でみつかる30の質問図解シート』も無料配布していますので、ぜひダウンロードして、得意なこと探しに役立ててくださいね!