やらないことリストの作り方と例【超簡単3ステップの実践ワーク】


こんにちは八木仁平です!僕は、100日間でやりたいこと探しを終わらせるコーチングサービス「自己理解プログラム」の代表として活動しています。
この記事では、
という書籍の著者である僕が、「人生を無駄にしないための、やらないことリストの作り方」というテーマで解説していきます。
あなたが記入できるワークシートもお渡しするので、一緒に取り組みましょう。

突然ですが質問です。
「あなたは今、やりたいことで生きられていますか?」
「日々、自分にとってやりたくないことで埋もれてしまっていないでしょうか?」
過去に僕たちが提供している「自己理解プログラム」を受けた方の多くも、やりたくもないことを人から引き受けてしまって、気づいたらやりたいことができる時間がなくなっていると悩んでいました。
ただ、それは仕方のないことです。
普通に生きてると、人からの誘いを断れなかったり、周りの声に流されてしまって、いつの間にか自分のことがないがしろになってしまうものです。
けれど、そんな人生を生き続けて、死ぬ前に「人生、無駄にしたな」と後悔したい人はいませんよね?
せっかく生きるなら、自分の「やりたいこと」だけで満たされた最高の人生、生きたくないですか?
「言いたいことはわかるけど、今の状態から脱却しようとしても、『これだ!』と思えるやりたいことが見つからないから行動できないし、悩んでるんだよ…」
そう思う方もいるかもしれません。
この記事では、そんな色々やってみたけれど、まだやりたいことが明確になっていない方に向けて、「やらないことリストの作り方」を説明していきます。
リストを作って、それに従って生きていけば、いつの間にかやりたいことで生きられるようになっていきます。
「やらないことを決めるとなんでやりたいことで生きやすくなるの?」と感じるかもしれません。

それは、自分が「やらないこと」を決めて時間が空くと、「やりたいこと」を考えたり、「やりたいこと」をやる余裕が出てくるからなんです。
たとえば、僕はTwitterやInstagramなどのSNSを日中は見ないと決めました。
そうすると、驚くべきことに、これまでついついSNSを開いて過ごしてしまっていた時間がぽっかり空いたので、その時間を埋めるために読みたい本を読む時間がとても増えました。
このように、人間は暇な時間を過ごすことが嫌なので、空いた時間をなんとか埋めようとする性質があります。
なので、「やらないこと」を決めて空いた時間には、それ以外のあなたの「やりたいこと」が入ってきやすいんです。
さらに、もうひとつ。
ここであなたに必ず知っておいてほしい、僕が1度聞いてから記憶に焼きついて離れない言葉があります。
それはこの言葉です。
「なあ、木彫りの像ってどうやって作るんだ?」
「簡単だよ。象らしくないところを全部削ればいいんだよ」
この言葉を聞いたときに、僕は「ああ、確かに。そういうことか」と思いました。
プラスで、僕はこの言葉を付け足したいです。
「じゃあ自分らしく生きるには?それは像を作るのと同じだよ。自分らしくないところを全部削ればいいんだよ」
もうわかりましたよね。

「やらないこと」を決めて、自分の人生に無駄なことを削れば削るほど、あなたの“自分らしさ”が明確になって、「やりたいこと」がぐっと見つかりやすくなるんです。
僕も今回のワークを通じて、いくつもの「やらないこと」を決めています。
たとえば、僕の「やらないことリスト」には、
- 4人以上の飲み会には行かない
- 見栄を張るためにお金は使わない
- お酒・砂糖・小麦粉は月1回しか取らない
などが入っています。
これを決めてから、人生の選択の迷いもなくなり、さらに「やりたいこと」に集中できるようになりました。
みなさんも、今回のワークを通じて、ぜひ一緒にモヤモヤから開放された人生を生きていきましょう。
あなたのお悩みを、プロの自己理解コーチに無料で相談できます。
仕事に関する悩みは、一人で解決するのがとても難しいものです。
- 一人で悩んでいる
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- 頭がゴチャゴチャで、整理できない
という方は、お気軽に相談してみてくださいね。

僕たちは自己理解のプロフェッショナルです。
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この記事の内容は、下記の動画でも解説しています。
記事でも、動画でも同じ内容が理解できるので、お好みの方法で学んでみてくださいね。
では、本題に入りましょう。
【記入例あり】やらないことリストの作り方

僕の記入例も紹介しながら説明するので、ぜひ参考にしてください。
「やらないことリストの作り方」は、簡単な3ステップです。
- 制限を一切つけずに、自分がやらないこと・やりたくないことを30個以上書く
- 書いた「やらないこと」に対して、欲望の抽象化をする
- それぞれの欲望をまとめて、自分の人生の軸を見つける
「ちょっと待って、やりたくないこと、ただ書くだけじゃないの?」
「2つ目と3つ目のステップが、よくわからない…」
と思ったかもしれません。
実は、「やらないこと」を書くだけでは、このリストは力を発揮しきれません。
むしろ書いた後に、あなたの人生を狭めてしまうことになりかねないんです。
なので、この後の説明を聞きながら、1ステップずつ一緒に作っていきましょう。
まずは、公式LINEに登録して、ワークシートを無料で受け取ってください。
※公式LINEに登録して、「やらないこと」と送信するだけで、手元にすぐ受け取れます
ワークシート(Googleスプレッドシート)を開いていただくと、
- コピーして使っていただく用の空欄があるシート
- 僕の具体例がすでに記入されているシート
の2つがあります。
このシートは、みんなで使うようになっているので、ワークシート(Googleスプレッドシート)を開いたら、左上の「ファイル」から「コピーを作成」して、自分用のシートを作ってください。
自分用のシートを作成後に、②の僕の具体例を参考にしながら、①の自分の例を書いて進めていきましょう。
ステップ①:制限を一切つけずに、自分がやらないこと・やりたくないことを30個以上書く
たとえば、僕の場合は、
- 4人以上の飲み会には行かない
- 見栄を張るためにお金を使わない
- 自分の時間が定期的に取られる契約はしない
- 固定費はできるだけ増やさない
- お酒は月1回までしか飲まない
- 20時以降はなるべく仕事しない
のように、どんどん「自分はこれはやらないって決めてるんだよな」とか、「これはやりたくないんだよな」と思うことを、とにかく書いていきました。
※ダウンロードしていただいたワークシートには全部で33つのやりたくないことを記載しています

あなたの場合も、現実的にそれが今すぐやめられるかどうかという問題はあると思いますが、この時点ではそれは無視してOKです。
誰も見ていないので、自分の心の声を書き出してみてください。
「どういう人生は生きたくないのか?」という、自分の人生にとって必要が無いものを書いていただければOKです。
ここを書くだけでも、「あ、自分はこれ本当に嫌がってたんだな〜」とうように、結構スッキリしてくると思います。
ただ、なかなかいきなり「やりたくないこと書いていいですよ〜」って言われても、そんなにポンポン出てこないですよっていう方も多いと思います。
その時は、7つのジャンルを用意しているので、このジャンル分けに従って1個ずつ考えていってみてください。
- 仕事
- 人間関係
- 学びと成長
- 楽しみ
- 健康
- ライフスタイル
- ライフワーク
その7つのジャンルとは、
- 仕事
- 人間関係(友人・パートナー・家族)
- 学びと成長
- 楽しみ
- 健康
- ライフスタイル
- ライフワーク(趣味)
この7つです。
7つのジャンルに従って、「自分のやりたくないこと」が30個以上出してください。
ステップ②:書いた「やらないこと」に対して、欲望の抽象化をする
次に、それぞれの「やりたくないこと」を、「自分がどんな欲望を持っているんだろう?」という形で抽象化してほしいです。

このときには、「自分はこうしたいんだ」とか「こうしたくない」といった表現で書いてみてください。
たとえば僕の場合、「4人以上の飲み会には行かない」という「やりたくないこと」に関して、「自分はなぜ行きたくないんだろう?」って考えました。
すると、「1人ひとりと深い話をして、親密な関係を築きたい」と思っているからだということが分かりました。
また、「浅い話しかできないと面白くない」という気持ちもあります。
だから、「自分は好奇心を満たしたいんだな」ということも分かりました。
このように、多くの人は「自分はこれがやりたくないんだ」というところで止まってしまいます。
でも、それだけで終わってしまうと、「自分はどう生きたいんだろう?」というところまでなかなか行き着けません。
結果として、「やらないこと」だけを決めて、人生の可能性を狭めてしまうことになりかねないんです。

だからこそ、「自分はどう生きたいんだろう?」って考えるのが、この「欲望の抽象化」のステップなんです。
たとえば「見栄を張るためにお金を使わない」というやらないことも、僕の場合、「他人にコントロールされるんじゃなくて、選択基準を自分の内側に持っていたい」という欲望から来ていることが分かりました。
また、「無駄なお金を使わずに、お金に左右されず、自由に生きたい」という気持ちを持っていることも分かりました。
【八木仁平の例】
やらないこと・やりたくないこと | 欲望の抽象化 (〜したい)(〜たくない) |
---|---|
4人以上の飲み会には行かない | 深い話をして親密になりたい。好奇心を満たしたい |
見栄を張るためにお金を使わない | 選択基準を自分の内側に持ちたい。自由に生きたい。 |
自分の時間が定期的に取られる契約はしない | 自分の想いに従って、自由に生きたい。 |
固定費はできるだけ増やさない | やりたいことだけに集中したい |
お酒は月1回までしか飲まない | 脳のパフォーマンスを高めたい。120歳まで健康でいたい |
20時以降はなるべく仕事しない(読書と妻タイム) | 親密な関係を築きたい。新しい知識を学んで成長したい。 |
このように、どんどんあなたの欲望を抽象化していってほしいんです。

これをやっていくと、
「自分って、こういうふうに生きたいと思ってたんだ!」
っていう気づきが湧いてきて、止まらなくなってきます。
そして、これを30個やっていくと、かなり共通点が見えてきます。
いろんな「やらないこと」「やりたくないこと」があったけど、「自分が生きたい人生って、こういうことなんだな」っていうのが、徐々に自分の中で言語化できるようになってくるんですね。
たとえば僕の場合、「4人以上の飲み会には行かない」っていうのは、「深い話をして親密になりたい」という欲求の表れです。
一方で、「20時以降はなるべく仕事しない」という「やらないこと」に関しても、「妻と親密な関係を築きたい」と思っている、という理由があります。
一見、全然違うように見えるけど、実は「親密な関係を築きたい」っていう共通点が見つかりました。
ステップ③:それぞれの欲望をまとめて、自分の人生の軸を見つける
この記事では僕の「やらないこと・やりたくないこと」と「欲望の抽象化」の例を6個紹介していますが、実際に30個やっていくと、他にもたくさん共通点が見つかっていきます。
その共通点を最後のステップとして「自分の人生の軸」として置いてみてください。

たとえば、僕の場合は、下記の「自分の人生の軸」がわかりました。
- 少数の信頼できる人と「深い関係性」を築きたい
- それに邪魔されず、「やりたいことだけ」に集中していきたい
- 自分の「可能性を最大限活かす」ために、「好奇心」に従って成長していきたい
- 「たくさんの人にメッセージを届ける」ために、「粘り強く」活動したい
この「人生の軸」を邪魔してくるものに関しては、「僕は今後やらない」「やりたくない」と決めることができるんです。
ここまでやっていけば、かなり「やりたくないこと」から自分らしさが明確になってきます。
実際には30分くらいはかかるので、出勤前の朝や休日などに取り組んでみてください。
やらないことリストの注意点
ここで1つ注意点があるのでお伝えしておきます。

ここで書き出した「やらないこと」は、全部完璧に実践できなくても大丈夫です。
「そんな自分に甘くていいの?」と思われるかもしれません。
しかし結果的には、自分に甘いほうが無理なく続けられるんです。
たとえば僕も、「夜12時以降は起き続けない」と書いていますが、どうしても読みたい漫画があって、面白くて夜更かししてしまうこともあります。
けれど今回取り組んだように、「やらないこと」として言葉にしておくことで、だんだんと自分の意識が変わって、長期的に見たときには「自分の望む人生」が手に入っていくようになるんです。
あなたは、この記事をここまで読むくらい真面目だと思うので、ちょっと心配なのが「完璧にできない自分」に対して、厳しくしすぎてしまうことなんですよね。
そうではなく、ちょっとずつ積み重ねて、自分らしく生きられるようになっていきましょう。

このワークで見つけられる「人生の軸」というのは、別の言葉に言い換えると「価値観」になります。
「自分がどう生きたいか」を完全に明確にしたいと思った方は、「価値観を見つける30の質問」の記事も公開しているので、ぜひ読んでみてください。

また、公式LINEに登録してくれた方に、「価値観が見つかる30の質問(全152ページ)」の「図解電子書籍」と「あなたの回答を記入できるワークシート」を無料でプレゼントしています。
上記の記事と比べて、図解を多く使ってわかりやすく説明しており、ワークシートに回答して進めていけるので、ぜひこちらも受け取って実践してみてください。
一緒に「無駄なこと」に自分の人生を使わず、本当に「やりたいこと」だけに集中して生きるライフスタイルを手に入れましょう。