承認欲求をなくしたい人へ。解放される3つの方法を解説


こんにちは八木仁平です!僕は、100日間でやりたいこと探しを終わらせるコーチングサービス「自己理解プログラム」の代表として活動しています。
この記事では、
という書籍の著者である僕が、「承認欲求から解放される3つの方法」というテーマで解説していきます。

八木さん、どうしても承認欲求が消えないんですよ。
できれば解放されたいんですけど…
20代の頃は、承認欲求にどっぷり振り回されていました。
「30代になったら落ち着くのかな」と思っていたんですが、多少は減ったものの、やっぱりまだ残っています。
このまま40代、50代、60代…と、ずっとこの承認欲求に付き合い続けるとしたら、なかなかしんどい人生だなって感じたんですよね。
たとえば、
- 人の目が気になってしょうがない
- SNSの「いいね」や「フォロワー数」が異様に気になる
- ツイート1つで「今日は何件つくかな」って何度も確認してしまう
- 普段と違う服で外を歩いただけで「変な人って思われてないかな」って不安になる
そんなふうに、人からの目を気にしている時間が増えると、本来やりたかったことに使える時間がどんどん減ってしまいます。
結果として「自分の人生を生きられていない感覚」になるんです。

これって、本当にもったいないことです。
承認欲求って、自分の“外側”ばかりを見ている状態なんですよね。
だから、自分と向き合う時間がなくなっていって、自分が何者なのかも分からなくなる。
自分のやりたいことが見えなくなり、行動できずに成果も出ない。
すると、また「みんなから認められないんじゃないか…」と不安になって、さらに承認を求めてしまう……。
この負のループに、僕自身も何度もハマってきました。

そのループから、救ってください…。

承認欲求から抜け出すのって、正直めちゃくちゃ難しいです。
でも、僕自身はある方法を知って実践してきたことで、かなり楽になりました。
もちろん今でも承認欲求はありますが、もう苦しむことはありません。
ちょうど、お腹が空いたら自然とご飯を食べるような感覚で、「承認欲求が出てきたなぁ」と思ったら、ちゃんと付き合えるようになったんです。
この記事では、そんな僕がたどり着いた承認欲求と向き合う3つの方法をお話ししていきます。
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では本題に入りましょう。
ちなみに、この記事の内容は動画でも解説していますので、記事でも、動画でも、お好みの方法で学んでみてくださいね。
方法①:死を避けることができないと知る
承認欲求から解放される方法の1つ目は「死を避けることができないと知る」ということです。

どういうことですか?

今言われてピンとこないと思います。
でも、これを理解できると承認欲求の向き合い方が、劇的に変わるんです。
そもそもの話ですが、人ってどうして承認欲求が生まれると思いますか?

生き残るためですかね?

おお、そうですね。
群れの仲間から承認されることで、その集団の中に自分の居場所ができて、生存確率が上がるからなんです。
たとえば、多くの人がいる中で「この人はみんなに認められている」となったら、その人の生存確率は一番高くなると、僕たちは本能的に感じてしまうんです。
この仕組みが、人間の本能に刻み込まれてしまっています。
だから、人から承認されればされるほど、自分の生き残れる可能性が高くなると、無意識のうちに信じているんです。

なるほど…僕もそう思ってしまっています。

でも、「承認されたい」とハッキリ認識しているというより、とにかく強烈に「承認されたい!」という感情に突き動かされている、そんな感覚の方が近くないですか?

確かにそうですね。
もう、その感情に囚われてしまっています。
たしかに、生存確率を上げるという意味では承認されたいのは自然なことなんですが、ちょっと考えてみて欲しいんです。
生存確率を上げた先に、何があるんでしょう?
例えば、誰かがお金をたくさん稼いで、SNSのフォロワーをどんどん増やして、仕事でも成功を収めて、そうやって承認欲求を満たそうとしますよね。
でも、その結果として欲望に歯止めが効かなくなって、どんどん破滅に向かってしまう人って、見たことありませんか?

ありますね。よく見ます。
そういう人たちって、一見「強い人」に見えるかもしれません。
しかし実は、
「死ぬことが怖くて仕方ない。だからこそ承認という鎧を身にまとって、少しでも安心を得ようとしている」
そんな不安でいっぱいの、実はとても“かわいい”存在なんですよ。

えぇ?
でも正直、かわいいというより、むしろ強く見えますけどね。

ですよね。
でも実際には、強がってるだけなんです。
不安で弱いからこそ、承認という鎧を身につけて、強そうに見せている。
そうやって生存確率を上げようとしているんですが、どれだけ頑張っても、結局人間は死ぬんですよね。
人間って、死を直視したくない生き物なんです。
本能的に、死ぬのが怖くて仕方ない。
だからこそ、「認められよう」と頑張るんですが……でも、やっぱり死ぬんです。
この「人間は死ぬ」という事実を、本当に理解できた瞬間に、承認欲求から少しずつ解放されていくんです。
実際、心理学の研究でも「世の中の98%の人は、死から逃れるために人生を使っている」と言われているほどです。

たしかに、そうかもしれませんね。

ほとんどの人は、「死を避けるため」に生きているんです。
でも本来は、「生を全うするため」に生きるべきなんですよ。
この違いって、すごく大切なんです。
承認欲求に支配されている状態というのは、「死ぬのが怖いから、それを避けたい」という気持ちに突き動かされている状態です。
でも、それをどれだけ頑張っても、結局は死ぬんです。
それに、今の時代って、仮にSNSで全然承認されなかったとしても、別に命に関わるわけじゃないですよね。
僕たちはもう、野生動物じゃないんですから。
だから、「承認欲求を満たすことって、実はそこまで意味がないな」と、だんだん気づいてくるんです。
承認欲求って、塩水みたいなものなんです。飲めば飲むほど喉が乾く。
一瞬満たされた気がしても、すぐにまた欲しくなって、終わりがない。
ずっと飲み続けても、決して満たされることはありません。
だから、ある意味、僕たちがこの世でやっていることって「生き延びるために、ちょっと愚かなことをしている」と思っていいんです。
その上で、「でも、どうせ死ぬんだから、今この瞬間をちゃんと生きよう」と考える。
それが、「一番地に足のついた生き方なんじゃないかな」って、僕は思います。

この1つ目の方法が、一番本質的なやり方です。
人間が持つ2つのモチベーションとは?

ただ最近、自分の中で気になっていることがあって……
「誰か承認欲求から解放してくれ〜!」と承認欲求に振り回されるときもあれば、逆に「どうせ死ぬしな…」と考えすぎて、今度はやる気やエネルギーが湧いてこないこともあります。
八木さんの今のお話って、その中間というか、
「どうせいつか死ぬけど、だからこそ“生”を全うしよう」
っていう視点ですよね。
その“真ん中の感覚”に行くには、どんなふうに捉えておけばいいのでしょうか?

とても良い質問です。
人間には、2種類のモチベーションがあるんですよ。
1つ目は「外発的動機」といって、承認欲求だったり、お金、地位、褒められたいという気持ちなど、外側からの刺激で動く欲求です。
2つ目は「内発的動機」といって、「好き」「楽しい」という、内側から自然に湧き出てくるモチベーションのことです。

僕がよく言っている「人生を全うする」というのは、この“内発的動機”に従って生きるということなんです。
つまり、外からの評価や期待に左右されず、自分の「好き」や「楽しい」を軸にして生きる、ということですね。
大半の人は、承認欲求などの“外発的動機”に引っ張られて生きていて、僕の中のイメージでは、「ガソリン車で無理やり走っているような状態」です。
それに対して“内発的動機”は、「モーターで静かにウィーンと動いてるような感じ」なんです。自家発電で動いているイメージですね。
多くの人が「ガソリン=努力=頑張り」で動いていて、それが日本社会では当たり前になっている。
でも本当は「内発的動機」で動けるようになることこそが人間の成長だと僕は思っています。

なるほど……。
確かに、今まさにその外発的動機から内発的動機への“移行期”にいるような感じがします。
今までは外発的動機で動いていたけれど、それが機能しなくなってきていて、「じゃあ、次は何を原動力に生きればいいの?」って、立ち止まっているような感覚です。

僕自身も、まさにそういう時期を経験しました。
「これまでのモチベーションはもう要らない」と分かったときに、「じゃあ、何をモチベーションに生きればいいのか?」という不安定さが出てくるんです。
フワっとしてて、でも中身がスカスカでエネルギーも湧かない、だけど、それは“通過するために必要な時期”でもあるんです。

あぁ、なるほど。
「今はそういう移行期なんだな」と思えば、少し安心できますね。

はい。その通りです。
無理に動かなくても大丈夫ですし、焦らなくていい。
それよりも、「自分が楽しい」「好きだ」と思えることを、少しずつ拾い上げていくことが大切です。
「心のコア」には本当のモチベーションが眠っていて、その外側に「外発的動機」という鎧が覆い被さっている状態なんですね。
その鎧を、少しずつ剥がしていくイメージです。
そして、そのために一番良いのは、「内発的動機で生きている人」に出会うことです。
楽しそうに生きている人に触れると、自分の中のモーターも自然と回り始めるんです。
焦らなくてもいいし、「やる気が出ない自分」を否定せず、受け入れてあげる。
それと同時に、「もう外発的動機では動かない」と腹を括ることが大事です。
そのうえで、自分の好奇心をくすぐるような人や本に出会っていくと、自然と子供の頃のような感覚が戻ってきます。
そして最終的には、
「人生に意味はないけれど、好きなこと・楽しいことをやっている時間こそが“生きる意味”なんだ」
と腑に落ちてくるんですよ。

素敵ですね。
ガソリンで走っている車って、排気ガスもすごく出しますけど、それって、無理して生きている人が周りにも悪影響を与えてしまっているような感じに近いですね。

あぁ、まさにそうですね。
とても良い視点だと思います。

でも、内発的動機で生きている人って、自家発電しているから、自然と周りにも優しくなれる気がします。
今の時代って、YouTubeとかを見ても「ガソリンで生きている人」がほとんどなんです。
いわゆる“成功者”と呼ばれる人の発信は、外発的動機に依存しているものが多くて、
「行動しろ!」「お前もやれ!」
って、煽り気味のメッセージが目立ちますよね。
でもそれって、自分自身の「死への恐れ」を他人にぶつけてるだけなんです。
そういうメッセージは無視して、内発的動機で生きている人の声を大事にしていけば大丈夫です。
方法②:自分で自分を満たす
続いて、承認欲求から解放される方法の2つ目は「自分で自分を満たす」ということです。
承認欲求に支配されている人って、心がカラカラに乾いている状態なんです。
喉が乾いてたまらないときに、塩水(=他人からの承認)を飲んでも、逆にもっと喉が乾いてしまいますよね。
それと同じで、他人からの承認では、本当の意味で満たされることはできないんです。
だからこそ必要なのは「水」です。
心にとっての水にあたるのが、「自分の好きなことをやる」ということです。

僕自身は「自己理解」が大好きで、探求するのが楽しくてたまらないんです。
自分のことを深く知ることが面白くて、そこに没頭していると心が満たされていきます。
そうやってまず自分を満たしたうえで、「これ面白いから、みんなにも伝えたい」と思うようになるんですよね。
その結果、それが他人への貢献になり、さらに自然なかたちで承認される。
この順番がめちゃくちゃ大事なんです。
つまり、
「自分を満たす → 他者に貢献する → 承認される」
という流れが、健全な循環だと思っています。

僕も音楽活動をしていて、それに近い感覚がありますね。
もちろん評価されたい気持ちもありますけど、それ以上に「楽しいからやっている」っていう感覚のほうが大きいんです。

それこそが、すごく健全な感覚ですよね。
「バズらせたいからって、自分が本心では思ってもいないことを書いた曲」って、結局バズらないですもん(笑)
方法③:自分で自分を褒める
最後の3つ目の方法は、「自分で自分を褒める」ということです。
他人から承認されるかどうかって、自分ではコントロールできないことですよね。
たとえばSNSの「いいね」もそうです。
どれくらい「いいね」がつくかを基準にして、発信する内容を決めるようになると、「あれ?これって本当に自分の人生なんだろうか?」と、だんだん疑問が湧いてきます。
つまり、外発的動機で生きていると、人生を他人に預けてしまっている状態になるんです。
だからこそ、めちゃくちゃ大事なのが、「自分で自分を褒めること」なんです。
僕は最近ピアノを練習しているのですが、弾けなかったフレーズが弾けるようになる瞬間があるんですよ。
そういうとき、「うおぉ〜!」って思わず自分に拍手しちゃうんです(笑)
妻と暮らしているんですけど、ある日、「最近、上の階で拍手してる音が聞こえるけど、なに?」って聞かれたことがありました。
「なにかヤバい宗教にハマってるの?」って、冗談半分で言われたんですけど(笑)、「いや、自分を褒めてるんだよ」って説明したら、ちゃんと納得してくれました。

僕も筋トレをしていて、夜寝る前に、今日鍛えた部位を撫でながら「今日もやったね」って声をかけてます(笑)
それも「自分を褒める」ってことになりますよね?

めちゃくちゃいいですね、それ。
そういうふうに自分で自分を労うことって、すごく健全なことなんです。
まとめ
この記事で紹介してきた「承認欲求から解放されるための3つの方法」をまとめます。
- 死を避けられないと知る
- 自分で自分を満たす
- 自分で自分を褒める
この3つのステップを通せば、承認欲求と仲良くなれるようになります。

根本的には、「自分で自分を満たせるようになる」というのが一番大事なポイントです。
つまり、自分が「何をしたら心が満ちるのか」ということに気づく必要があるのです。
そのために、僕が提案しているのが「自己理解」なんです。
自分のことを深く理解して、好きなことをできるようになっていった人って、自然と承認欲求から解放されていくんです。
「自分を満たす方法」や「自己理解」についてもっと深く知りたい方へ。
僕のブログにある「好きなことを一撃で見つける30の質問」という記事を読んでみてほしいです。

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さらに、もう1つ取り組んで欲しいのが「自分を愛するワークシート」です。
これは、さきほどお話しした「自分で自分を褒める」にも近い内容で、自分の中にある嫌いな部分をそのままにせず、「それでも自分を認める」ことを目的としています。
多くの人が、自分のダメな部分を見て見ぬふりをしてしまい、「他人に認めてもらわなきゃ」と、承認欲求がブーストされてしまいます。
そうならないためにも、まずは自分自身を自分で認めてあげることが大切です。
僕自身も、このワークを今でもずっと続けています。
そして、やればやるほど、本当に人生が楽になっていくと感じています。

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