【テンプレート付】本当に伝わる志望動機の作り方|何を書けばいいか分からない人必見!
こんにちは八木仁平です!僕は、100日間でやりたいこと探しを終わらせるコーチングサービス「自己理解プログラム」の代表として活動しています。
この記事では、
という書籍の著者である僕が、「本当に伝わる志望動機の作り方」というテーマで解説していきます。
僕は仕事柄、多くの人の転職や再就職の相談を受けることがあります。
その中で、志望動機を作成する際、下記のような悩みを抱えている人が多いと感じています。
- 何を書けばいいのかわからない
- 内容が浅く、説得力がないと感じる
- 文章がまとまらず、伝えたいことが散漫になる
- 自分の経験やスキルをうまく関連付けられない
- 他の応募者との差別化ができない
あなたも1度は、このような悩みを感じたことがあると思います。
実は、これらの悩みの背後にはもっと深い不安や迷いが潜んでおり、それが志望動機がうまく書けない本質的な原因となっています。
- 「本当にこの仕事がしたいのか?」という疑念
- 「自分の価値が認められるか」という不安
- 「無理に作った言葉だと見透かされそう」という恐れ
- 「この選択が自分の将来にとって最善なのか」という迷い
- 「自分は結局、何がしたいのかが分からない」という根本的な迷い
おそらくあなたも、1つは当てはまるものがあるのではないかと思います。
事実、このような悩みを抱えた状態で、志望動機を伝えても、下記のような状態になってしまいます。
そして、これらの状況において、その場でうまい切り返しを考えようとしても全く意味がありません。
なぜなら、志望動機そのものに、あなたの本音や不安が表れてしまっているからです。
この記事では、そんな深い悩みを根本から解決し、自分らしい志望動機を作るための方法をお伝えします。
具体的なテンプレートもお見せするので、とても作りやすいと思います。
この記事を読むことで、心の奥にある不安や迷いをクリアにし、面接で自信を持って自分の志望動機を語れるようになるので、ぜひ楽しみに読んでみてくださいね。
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では、本題に入りましょう。
この記事の内容は、下記の動画でも解説しています。
記事でも、動画でも、同じ内容が理解できるので、お好みの方法を選んで学んでみてくださいね。
志望動機に入れるべき、3つの要素
早速、結論からお話しします。
面接官に強く響き、選ばれる志望動機を作るには、以下の3つの要素を志望動機に盛り込むことが重要です。
- 大事なこと(価値観)
- 得意なこと(才能)
- 好きなこと(興味)
この3つの視点で志望動機を考えると、どの会社で働きたいか、何をしたいかを迷うこともなくなります。
この3つを明確にすれば、あなたは面接でどんな質問が来ても、自信を持って答えられるようになります。
大事なこと(価値観)とは
まず、「大事」とは価値観のことです。価値観とは、自分が何に価値を感じるかということ。例えば、僕の場合は「モヤモヤしている人を夢中な状態にする」という価値観を持っています。
価値観は会社のビジョンやミッション、経営理念などにも関連しています。
面接で、自分の価値観と会社のビジョンやミッションを関連づけて説明できると、面接官にも伝わりやすくなります。
得意なこと(才能)とは
次に、「得意なこと」とは才能のことです。
才能とは、自分が当たり前にできること。例えば、「情報を集める」「未来を考える」「人と人をつなぐ」「人の気持ちを考える」などが挙げられます。
得意なことは、会社での職種や業務内容と関連しており、自分の才能をその企業でどう活かすかを伝えることが重要です。
好きなこと(興味)とは
最後に、「好きなこと」とは興味のことです。興味や関心が湧くことが「好きなこと」です。
例えば、「ダイエットに興味がある」「食に興味がある」「人間関係に興味がある」などです。
好きなことは会社の業界や業種と関連しており、自分の興味がその企業とマッチしていることを伝えると、面接での評価が高くなります。
3要素をまとめれば、選ばれる志望動機が作れる!
では、あなたがこれから作るべき志望動機が、具体的にどのようなものなのかをイメージできるよう、具体例をお見せします。
ざっくりとですが、下記のような形で、志望動機を作れるようになることが、この記事のゴールになります。
このように「大事」「得意」「好き」の3つを明確にして、それぞれを会社の要素に関連づけて作成すれば、選ばれる志望動機が完成します。
これができれば、志望動機を堂々と語れるようになるだけでなく、あなた自身の納得感も高まるので、働くときのやる気やモチベーションも大きく向上します。
多くの人は、自己分析や志望動機をまとめる際に、何を入れたらいいのか分からなくなって、頭の中がぐちゃぐちゃになっています。
しかし、実際にやるべきことはこの3つだけで、非常にシンプルです。まずは「大事」「得意」「好き」を明確にしましょう。
それが志望動機の基盤となり、より説得力のあるアピールができるようになります。
シンプルに「大事」「得意」「好き」を軸に、しっかりとした志望動機を作り上げましょう。
志望動機を作るときは、2つのポイントを意識しよう
志望動機を作るときには、絶対に押さえておきたい重要なポイントが存在します。
それは、下記の2点です。
まずは、あなたがこの2点を押さえた志望動機を書けるようになるために、それぞれについてご説明します。
①「自分と会社がマッチ」していて、それが伝わること
まず、志望動機で重要な1つ目のポイントは「自分と会社がマッチしていることが伝わること」です。
なぜこれが重要なのかというと、企業は採用に莫大なコストと時間をかけています。そして、その後の教育にも多くの投資をしています。
ですから、採用した人がすぐに辞めてしまうと、大きな損失になってしまうんです。
そのため、面接官は「この人、会社に馴染めるかな?すぐに辞めないかな?うちで活躍できるかな?」という点を非常に気にしています。
では、どうすれば自分と会社がマッチしていることを伝えられるのでしょうか?
それは、「大事」「得意」「好き」の3つの要素をしっかり説明することです。
大事なことを説明することで、面接官が持っている会社のビジョンや理念に、自分がマッチしていて、会社に馴染めるかどうかの疑念を解消できます。
得意なことを説明することで、「この職種で活躍できるかな?業務内容が合わなくてすぐに辞めないかな?」という疑問を解消できます。
好きなことを説明することで、「この業界に興味があって、学び続け成長していけるかな?」という疑念を解消することができます。
この3つの要素を志望動機に盛り込むことで、志望動機の1つ目のポイントである「自分と会社がマッチしていること」をしっかり伝えることができるのです。
②「具体的な体験」と紐づいていて、説得力があること
志望動機で重要なもう1つのポイントは、「具体的な体験と紐づいていて説得力があること」です。
志望動機でよくやってしまう悪い例として、「御社のビジョンに共感しました」とだけ説明してしまうケースがあります。
ですが、これだけだと、具体的な体験と紐づいていないため、どうしても表面的な印象を持たれてしまいます。
こうした場合、実際にその会社に入りたいという確信も弱く、面接官に納得感を与えることができません。
では、どうすれば説得力のある志望動機を作ることができるのでしょうか?
もうお分かりかもしれませんが、それは自分の過去の具体的な体験と紐づけて話すことです。
この点も「大事」「得意」「好き」という視点が役立ちます。
それぞれに関連する過去の体験を志望動機に組み込むことで、「具体的な経験と紐づいていて説得力がある」という状態をつくることができます。
3つの要素を軸に、具体的体験を埋めよう
まとめると、「大事」「得意」「好き」の縦軸と、具体的な経験で横軸を埋める必要があります。
これにより、
- 自分と会社がマッチしていることが伝わる
- 具体的な経験と紐づいていて説得力がある
という、志望動機に重要な2つのポイントをおさえることができます。
そして、ここまで聞いて気になるのは、「その大事、得意、好きってどうやったら見つかるの?」という疑問ですよね。
この後、皆さんが実際に志望動機を作成できるようになるために、丁寧に解説していきます。
志望動機の作り方を今のうちに理解しておきたい方は、引き続きご覧ください。
志望動機の作り方(実践編)
では実際にここから、
- 「大事」「得意」「好き」をどうやって見つけるのか
- 見つけたものをどうやって志望動機としてまとめるのか
について解説していきます。
この方法を実践すれば、今までにないほど納得感のある志望動機を作れるので、ぜひ楽しみにしていてください。
それでは、「大事」「得意」「好き」の順番で説明していきます。
手順①:大事なこと(価値観)を見つける
まず、「大事なこと(価値観)」を見つける方法から解説します。
大事なことは、「これまでにおせっかいした体験」を振り返ることで、見つけることができます。
このような相談を聞いていると、「自分は自己中心的な人間だから、実は、人や社会のためにやりたいと思うことがない」という悩みを耳にすることがあります。
実は、僕も昔はそう思っていました。
実際、面接時に「困っている人を助けたい」という自分の言葉に対し、自分自身が「本心ではない偽善的な言葉だな」と感じたこともあります。
ですが、安心してください。
実はそもそも、志望動機に「人のため」という利他的な概念は必要ありません。
そうではなく、これまでに「おせっかいした体験」を振り返り、あなたの価値観を明確にすればOKなんです。
おせっかいとは、「人のために…という意識をしていないのに、自然にやってしまうこと」です。
過去に1度は、頼まれなくても人に対して何かをしてしまった経験、つまりおせっかいをしたことがあるはずです。
例えば、僕の場合、モヤモヤしている人がいたら、夢中になれるよう、手助けしたくなります。
これは「人のために」とか「喜ばせたいから」ではなく、ただ自分がやりたいからやっている行為です。
では、人はどんな時におせっかいをしたくなるのか。
それは、「自分が大事にしていることを満たせていない人がいた時」です。
大事なこと(価値観)とは、自分が価値を感じているものです。
だからこそ、無意識に、それを周囲の人にも伝えたい、広めたいと感じるものなんです。
結果的に、自分の価値観を満たせていない人を見ると、居ても立ってもいられなくなり、ついおせっかいをしてしまうのです。
本当に美味しいと思うお店を見つけた時に、人におすすめしたくなるのと、全く同じ原理です。
では、具体的に、どのようにあなたが大事にしていること(価値観)を見つければよいのでしょうか。
具体的には、下図の手順で、考えてみればOKです。
例えば、僕の場合、小学生の頃に自由帳にゲームを作って友達に遊んでもらっていました。
その時、「どうすればみんなが夢中になって遊んでくれるだろう」と考えていました。
ここから僕の大事なことは「人を夢中にさせること」だとわかります。
このように、過去にあなたが自然とやっていたおせっかいを振り返ると、あなたが潜在的に大事にしていたことが見えてきます。
あなたの大事なこと(価値観)を考える際は、下記の点に注意してください。
ぼんやりとした言葉を使わない
(人の役に立ちたい、人を笑顔にしたい、人を幸せにしたい、など)
なぜなら、こうした言葉を使うと「選ばれる志望動機」にならないからです。
例えば「人の役に立ちたい」といっても、世の中の会社はすべて、誰かの役に立つために存在しています。
なので、これだけの動機では、「その会社を志望している理由」にはなりません。
では、どうすればよいのかというと、「答えを具体化する」ことです。
例えば、
- 具体的に、何の役に立ちたいのか
- 具体的に、どんな風に笑顔にしたいのか
- 具体的に、どんな幸せな状態にしたいのか
というレベルまで、具体化させましょう。
ここまで、おせっかいをしたことから
- 大事なこと(価値観)
- 具体的な体験
を見つける方法をお伝えしました。
価値観を見つける方法は、下記の2つの記事でより詳しく、徹底的に解説しています。
まだ十分な答えにたどり着けていないという方は、ぜひこちらも参考にしてみてください。
手順②:得意なこと(才能)を見つける
では次に、得意なことを見つけていきましょう。
得意なことを見つけるためには、「他人にイラッとしたこと」を振り返るのがおすすめです。
人がイラッとするのは、「なぜこんな当たり前のことができないの?」と思った時です。
得意なことは、頑張らなくても自然にできてしまうこと…つまり「当たり前にできること」です。
だからこそ、自分は当たり前にできるのに、それをできない人を見ると、その差に対してイラッとしてしまうんです。
つまり、人にイラッとしたときは、自分にとっては自然にできるのに、他の人にとっては難しいこと(つまり、あなたが得意なこと)がわかる瞬間なのです。
具体例をいくつか紹介します。
それでは、質問に答える際のポイントを説明します。
まず「最近イラッとしたことは何ですか?」という質問を自分に投げかけてみてください。
「イラッと」が思いつかない方は「心がざわざわしたこと」を考えてみるとよいでしょう。
そして、イラッとした体験を思い出したら、「自分は何が当たり前にできるからイラッとしたんだろう?」と考えてみてください。
ここで自分の得意なことがわかります。
実はここでご紹介しているのは、あなたの得意なこと(才能)を見つけるための、ほんの一部のテクニックです。
より深く自分の才能に気づきたい方は、ぜひ下記の記事も読んでみてくださいね。
手順③:好きなこと(興味)を見つける
では最後に、好きなこと(興味)を見つける方法です。
好きなことを見つけるためには、「これまでの人生でお礼を言いたい仕事」を考えてみてください。
具体例をお伝えしますね。
僕の場合、人生でつまずきかけた時に、お世話になった塾の先生にお礼を言いたいです。
その先生は、高校生の時、英語の授業についていけなかった僕に、中1レベルの基礎から丁寧に教えてくれました。
もしあの先生がいなければ、英語を理解できるようにはならなかったし、その後の大学進学、今の人生も、大きく違っていたはずです。
だからこそ、次は過去にお世話になった先生のように、人の人生を導く役割を果たしたいと思っています。
つまり、僕が好きな(興味がある)分野は「教育」です。
そして、教育は本当に価値あるものだと思っているからこそ、僕自身も自己理解の教育をお届けしています。
他の例をご紹介します。
この質問に答えて出てきた「お礼を言いたいと思った経験」は、好きなことの根拠となる具体的な体験になります。
そして、その経験から見つかる「仕事の名前や分野」が、あなたが好きなことになります。
この質問で見つかるのは「感謝していること」なので、あなたがその仕事に価値を感じていることがわかります。
そのため、面接でも力強く「この仕事には価値がある」と言えるものになり、他の人よりも数倍の説得力を持つことができます。
この質問も、あなたの好きなこと(興味)を見つける方法の、ほんの一部のテクニックです。
より確実に好きなことを見つけたい方は、徹底解説している下記の記事も参考にしてみてくださいね。
手順④:3つの要素を志望動機として整理する
ここまで、「大事」「得意」「好き」と、その具体的な経験を見つける方法を説明しました。
では、次にこれらの3つの要素を志望動機として整理しましょう。
具体的には、下記のテンプレートに当てはめて、志望動機を作成してみてください。
このテンプレートを使えば、あなたの「大事なこと(価値観)」を、志望している企業のビジョンやミッション、理念に関連させることができます。
また、あなたの「得意なこと(才能)」は、企業の職種や業務内容に関連させることができます。
あなたの「好きなこと(興味)」は、希望する業界や業種に関連させることができます。
これにより、説得力のある志望動機を伝えることができるようになります。
具体的な体験と紐づいた、この志望動機を作ることができれば、少なくとも、
- 「なんでうちの会社なんですか?」
- 「他でもよくないですか?」
と思われることはありません。
もし志望動機について深く突っ込まれたとしても、3つの要素を具体的な経験がセットで整理されているので、「しどろもどろ」になることもありません。
あなた自身の納得感も高く、自信をもって面接に臨むことができるはずです。
この志望動機が完成すれば、それがあなたの未経験の業界でも、全く問題ありません。
事実、これまで、自己理解プログラム修了生の多くが、この3つの要素を明確にすることで、未経験の業界への転職を成功させてきました。
このように、志望動機は、3つの要素で考えれば、とてもシンプルになります。
まとめ:選ばれる志望動機には、深い自己分析が必要不可欠
多くの人は、自己流で志望動機を作成し、自信がない状態で面接に臨んでしまっています。
しかし、この記事で紹介した方法を実践すれば、思考がシンプルになり、迷いがなくなります。
自分自身の納得感も高まるため、面接での言葉にも力が乗るようになります。
結果的に、自分のやりたいことができる企業に採用される確率がぐっと上がります。
ここで鋭い方は、志望動機を説得力を持って伝えるためには、自分のことを深く自己分析する必要があると気づかれたと思います。
ただ、自分だけで深く自己分析するのは非常に難しいものです。
下記の記事で、転職や就職で活きる、本質的な自己分析の方法を解説しています。
ぜひこちらも読んでみて、あなたの就職・転職に役立ててくださいね。